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DATE: CATEGORY:山下達郎サンデーソングブック 
山下達郎さん サンデーソングブック 2017年3月26日『棚からひとつかみ』


長崎市内は、曇りがちですが、春らしい天気です。
卒業した、そして入学が決まった学生達が街中で目立ちます。

今日のサンソンでオンエアされたNEWSの増田貴久さんが歌う「FOREVR MINE」、上手いですね歌が、ほんとに。
ジンときました。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。


◎ 冒頭

達郎氏:

ようやくこう・・春の雰囲気が出てまいりました。

東京は開花宣言が出まして。
でも、まだ夜は寒いですね。
寒暖の差が、とても激しい・・

この季節、東京は雪が降ることが昔、多かったですけどもね。
先週は雨で・・
ちょっと肌寒い程度でございましたが、いよいよ4月が近づいて参りました。

春の訪れも、もう・・
という今日このごろでございます。

私、ツアーが始まりまして、千葉の市川の初日、それから先週は郡山。
福島県の郡山ですね。
どちらも、とっても良いお客さんで。
ちょっとお客さんにいじられたりしましたが。

お出で下さいました方、ありがとうございました。

本日は、3月26日、群馬県の前橋のホールでございます。
ベイシア文化ホールという・・
一昨年の10月以来ですから、1年半ぶりの群馬前橋でございます。
古いホールでございますが・・・

お待ち申し上げております。

今年まだ、2本しか終わってないですけど、声の調子はそんなに悪くないという、自分では感じがいたします。
のんびり行ってみたいと思います。

これから暖かくなりますので、体調管理も楽になって参りますので、張り切っていってみたいと思います。

で、先週の月曜日の春分の日にですね、民放ラジオ101局が合同で「WE LOVE RADIO」私 山下達郎と星野源さんのトークの1時間ていうのが、大変ご好評を頂きまして。

ラジコのタイムフリーとかエリアフリーとか、いろいろなところでご好評を頂きました。

星野源さん、そのあとご自分の番組で私についてのコメントなんかをして頂いたようでございます。
ほんとに、あの・・好青年って言いましょうかですね。

親子の会話を(笑)、充実した会話をいたしました(笑)

ラジオ大好き少年でありまして、私と同じような感じでございますが。
ほんとに親子くらい年が違うんですけれども、そうしたラジオに対するスタンスというのが非常に似た方で。

とても内容のきちっとした番組に作れたと思います。
お聴き下さいました皆様、ありがとうございます。
またチャンスがあればという感じでございますが。

で、えと・・・
ほんとは今日はですね、チャック・ベリーのやろうと思ったんですけども
チャック・ベリー亡くなったので・・

なんですが、その「WE LOVE RADIO」関係で、お便りたくさん頂いておりましてですね。
おそらくその、先週の放送をお聞きになって、まだサンデーソングブックという番組、ご存じがない方がですね、今日初めて・・という方がいらしゃる時にですね(笑)、チャック・ベリーの特集やると、どうかなと思いましたんで。

今日は、レギュラープログラム「棚からひとつかみ」

ちょっとそれにリクエストをまぶしましてですね「棚つか+リクエスト」といういつものパターンでございますが。
「棚からひとつかみ」山下達郎のレコード棚からアトランダムに色々とお聴きを頂くレギュラープログラムでございます。

初めてお聴きの方、いらっしゃいませ。
えぇ・・山下達郎サンデーソングブック、来週で24年半になります。

JFNネットワークの長寿番組のひとつでございます。
今年の10月で25周年を迎えます。

いわゆるオールディーズの番組。
オールディーズとは何か・・古い曲。

OLDIES BUT GOODIES
古くてもいい曲。

古い曲をかける番組でございます。
私の関係のものは新譜かかることがありますけど、基本的には古い・・・50年代、60年代、70年代、80年代、それから90年代・・
もう2000年代でも、もうオールディーズになりますので。

そうした古い音楽をお聴きを頂きます。

プレイしてる音源は全部私の個人コレクションから持ってきております。
自宅で・・・古い音源ですので、音圧上げてリマスタリングをしてデータでスタジオに持ち込んでオンエアしております。

そういう番組でございます。

よろしく・・・

てなわけで、最初は大垣市のS.Kさん。
超常連の方ですが、久し振りに頂きました。

『3月20日は、娘Cの誕生日ですので「ビー・マイ・ラヴ」をリクエストします。
娘の結婚式の折、入場シーンで使わせて頂いた想い出の曲です。』

私の1993年のアルバム、クリスマスアルバム「Season's Greetings」の中に入っております。
もともとは1950年マリオ・ランザの全米No.1のカバーです。

♪ ビー・マイ・ラヴ/山下達郎

~ CM ~

♪ How Do You Do It/Gerry & The Pacemakers

♪ Flashback/The 5th Dimension


◎リスナーからのお便り(大阪府茨木市のN.Mさん) 

『まりやさん、3月20日お誕生日おめでとうございます。
先日大阪市内のど真ん中、高層マンション、オフィスビルが建ち並ぶとあるマンションの植え込みで、メジロを見つけました。

椿の花の蜜を吸っていたので、ゆっくり近づき、スマホカメラを取り出した瞬間、飛び立ってしまい、見失いました。

それにしても、こんな都会でメジロとは。
春を感じさせる一瞬でした。』

達郎氏:

もう随分前になりますが、我が家の庭の鉢植えにですねメジロが巣を作りまして。
子供産んで、どこかへ飛び立って行きました。
タマゴを守ってですね、それを写真撮ろうとすると、親鳥が必死になってタマゴを守って・・
かわいかったですが。


◎Magic Mona/Phyllis Hyman 

♪ Magic Mona/Phyllis Hyman

達郎氏:

オリジナル・サウンドトラックからフィリス・ハイマンが歌います「マジック・モナ」

1980年の夏にロサンゼルスに行きまして、ロサンゼルスのステーションでKJLHというR&Bのステーションがありますけども。

そこで夜中にかかっていた曲を、ずーっとその頃は120分テープを回しっぱなしにして、いつも録っておりまして。

東京帰ってきて、聴いて、それをドラムの青山純に聴かせたら「この曲は何だ!」と電話かかってきまして夜(笑)

それ探して、ナレーション必死に聞き取ったら、このサントラ盤が出てきまして。
それをオーダーしてですね、聴いたという。
そういうあれでございます(笑)

そうやって必死になって情報集めてた(笑)若い頃の想い出でございますが。


♪ Count To Ten/Frankie & The Spindles

♪ Rebecca /Longbranch Pennywhistle


~ CM ~

◎来週 

達郎氏:

来週ですが、今日やろうと思いましたチャック・ベリーの特集をします。
チャック・ベリー追悼
得意のノンストップ・チャック・ベリーでいってみたいと思います。

今まで、ジェームス・ブラウン、テディ・ペンダグラスに続きまして三度目のノンストップ特集でございます。
かけられるだけ、ノンストップでかけてみたいと思います。

来週それやって、再来週はチャック・ベリーの作品といいましょうか、チャック・ベリーをカバーしたバージョンをですね、星の数ほどありますが、私の好きなチャック・ベリーのカバーバージョン。

そういうものを、おかけしたい。
2週間、チャック・ベリーを偲びたいと思います。

ロックンロールと言ったらチャック・ベリーであります。
チャック・ベリーが一番ロックンロールというものを代表した存在だと思います。
一人残らず、我々は影響を受けております。


◎リスナーからのお便り(千葉県市川市のK.Sさん) 

『市川初日、行ってきました。
なかなか良かホールですね。
地元にいながら、たいしたことないだろうと無視していたのが、間違いと判りました。

ところで初日に行くと、ずっと終了まで守秘義務、厳しいですね・・
頑張ります。

既にSNSでネタバレしているバカタレがいますが。
では。』

達郎氏:

え、たいへんですね(笑)
気使ってくれる方は、ちゃんと気使ってくれます。


◎リスナーからのお便り(長野県上田市のS.Kさん) 

『これからライブが始まると、まとめ録音でサンソンが放送されると思いますが、最高何本、何週間分まとめて収録したことがありますか。

ライブの期間中も風邪や体調に気をつけてください。』

達郎氏:

いや、2本しかやりません。
あの・・・ひと月後のを録っても、全然ラジオとしての即効性がないので。

基本的には、なるべく溜め録りをしないように、あれしてますが。
だいたい2本でございます。


♪ Pradaria/宮里陽太

♪ Be Good To Me/Petula Clark

◎リスナーからのお便り(名古屋市のI.Kさん) 

『達郎さんがいつも「ベタな音楽」とおっしゃっていますが、「ベタな音楽」とは、どのような音楽なのでしょうか。
教えてください。』

達郎氏:

関西の芸人の・・・あの・・隠語ですね。
ありきたり、そこから派生してですね・・
ま、ありきたりだと。

一般的という・・・


♪ トゥナイト/ザ・ベルベッツ


◎リスナーからのお便り(山口県山陽小野田市のF.Hくん、18才) 

『僕はこの3月で高校を卒業します。
たいへんなことも多かったですが、楽しいこと、よい経験がたくさんある3年でした。

新しい環境への不安があり、将来のイメージがまだつかめませんが、毎日音楽を聴き、野球を見て、そして日曜日にはサンソンを聴いて、なんとかやっていくのだろうと思っています。

これからも達郎さんの曲にお世話になります。』

達郎氏:

立派なお便りです。
がんばってね!


◎エンディング 

達郎氏:

今日の最後なんですが。
先週の水曜日、3月22日にNEWSのニューアルバムが出ました。
「NEVERLAND」というアルバムですが。

その中で私の「FOREVR MINE」が入っております。
増田貴久さん、マス・・・マスはいつも僕のライブに来てくれてですね。
で、どうしてもこの曲がやりたいと。

カバーがやりたいと。

完コピです!
データを渡して、完全に!おんなじオケでやっております!

マスの歌う若い「FOREVR MINE」(笑)は、いかがなもんで、ございましょう。

3月22日発売。NEWSのニューアルバム「NEVERLAND」から増田貴久「FOREVR MINE」


♪ FOREVR MINE/増田貴久(NEWS)


今週のオンエア曲


14:05 ビー・マイ・ラヴ/山下達郎
14:10 How Do You Do It/Gerry & The Pacemakers
14:14 Flashback/The 5th Dimension
14:19 Magic Mona/Phyllis Hyman
14:23 Count To Ten/Frankie & The Spindles
14:27 Rebecca /Longbranch/Pennywhistle
14:34 Pradaria/宮里陽太
14:39 Be Good To Me/Petula Clark
14:41 トゥナイト/ザ・ベルベッツ
14:45 FOREVR MINE/増田貴久(NEWS)


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テーマ : FMラジオ - ジャンル : テレビ・ラジオ

DATE: CATEGORY:民放ラジオ101局 特別番組
民放ラジオ101局 特別番組 WE LOVE RADIO 山下達郎・星野源のラジオ放談

2017年3月20日にオンエアされました首題の特別番組。
このブログでは放送のほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。


◎ 冒頭

マンボウやしろ

車の中、オフィス、自分の部屋
家族、同僚、または一人で。

今、ラジオはあなたに、どんなふうに寄り添っていますか?

ラジコを通して、パソコンやスマートフォンでラジオが聴けるようになり、さらにタイムフリーやエリアフリーの拡大で、ラジオはもっと身近に、さらに新しい拡がりを見せています。

そんな中、今夜、この番組で日本全国がつながります!

お迎えするのは、「山下達郎のサンデーソングブック」から山下達郎さん。
そして「星野源のオールナイトニッポン」から星野源さん。

日本を代表する音楽家であり、そしてラジオパーソナリティーの顔を持つお二人が、これから、とっておきの「ラジオ愛」を語ります。

今宵、お二人は初対面。

ラジオ局の垣根を超えた「民放ラジオ101局 特別番組 WE LOVE RADIO 山下達郎・星野源のラジオ放談」
いよいよ、幕開けです。

◎ 親子の世代 

マンボウやしろ

2017年3月20日、春分の日
今夜は全国民放ラジオ101局で放送の特別番組 「WE LOVE RADIO 山下達郎・星野源のラジオ放談」をお送りします。

こんばんは。
本日この番組の進行を努めます、マンボウやしろと申します。

そして、本日のスペシャルゲスト・・
今、私の目の前にですね、山下達郎さん、星野源さん、お二人にお越し頂いております。

まずはですね、お一人づつ、お声頂いても宜しいでしょうか。

達郎氏:

山下達郎です、こんばんは。
よろしくお願いします。

星野源:

星野源です。
こんばんは。宜しくお願いします。

マンボウやしろ

宜しくお願いします。
まさに夢の組み合わせが実現ということなんですけども。

山下達郎さんと星野源さんは、まさに今日が「はじめまして」

星野源:

よろしくお願いします。もう、緊張しております。
でも、これが始まる前にたくさんお話をさせていただきまして。

達郎氏:

割りと出自が近いものが。
年齢的には親子ですけど。

マンボウやしろ

そうですね、親子ぐらいの差があるということですけども。

星野源:

僕の父親と同じ世代だったということが判明しまして。

マンボウやしろ

この放送の前に写真撮影があったじゃないですか。
あの時にお二人、まさにはじめましての状態で話してて。あれが、こう、ちょっと・・・実は悔しかったですよね。あれ、流したかったですよね。


達郎氏:
星野源:
(笑)


マンボウやしろ

裏でみんなで言っていたんですけど、達郎さんが源さんに対してですね「あなたは学生の頃は部活は何?」とか(笑)。

星野源:

そう。質問してくださって。

マンボウやしろ

ゼロから聞いてくださっていて。

達郎氏:

面接試験かよって(笑)。

星野源:
(笑)

マンボウやしろ

本当です。なんか娘の婿が来たみたいな。そういう雰囲気の・・・

達郎氏:

そうか。それはあるかもしれないな。

星野源:

そんな雰囲気を感じました。

マンボウやしろ

その時、星野さんはだいぶ緊張してましたよね? あの時間は。

星野源:

そうですね。僕は昔から大好きな方なので。
やっぱり初めて会うということで緊張していたんですけど。

たくさん話しかけてくださって。質問をしていただけるとすごく、気持ちがどんどん楽になっていって。

「部活は何もしていませんでした」とか。そういうことを答えていく段階で、なんかすごく距離がちょっと縮まったなんじゃないかなと、思ってます。

達郎氏:

彼も一人っ子で、僕も一人っ子なんですよ。

星野源:

そうですね。

達郎氏:

埼玉で、僕は東京なので。で、彼は八百屋さんがご実家で、僕はいわゆる町のパン屋が実家なので。割りと似ているんですよ。感じが。空気が。

マンボウやしろ

じゃ今日はもう、その感じで。

達郎氏:

うちの養子に来ますか?

星野源:

えっ、いいんですか?(笑)。

マンボウやしろ

すごいことが決まりましたよ(笑)。


星野源:

僕、音楽のお父さんが細野さんだと普段、言っているんですけども。
第二のお父さん、お願いします(笑)。

マンボウやしろ

もう本当のお父さんさんですよ。第二っていうか。

達郎氏:

僕の方が近いですからね。年齢的にも(笑)。

マンボウやしろ

さあ、ということで今夜は『山下達郎・星野源のラジオ放談』という番組タイトルです。ぜひ、お二人と時間が許す限りラジオの話をたっぷり語り合っていただきたいと思います。よろしくお願いします。

星野源:

よろしくお願いします。


◎ 山下達郎さんのラジオ体験


マンボウやしろ

山下達郎さん、星野源さんをお迎えしてお送りしています民放ラジオ101局特別番組『WE LOVE RADIO 山下達郎・星野源のラジオ放談』。

さっそくですがお二人のラジオ体験のお話から、伺いたいんですけども。達郎さんはいくつぐらいからラジオを?

達郎氏:

あの、ジジイの話ですいませんけども、生まれた時はテレビが無かったんですよ。

マンボウやしろ

マジですか?

達郎氏:

ええ、そうです。
小学校入るか入らないかぐらいの時に、ようやくテレビっていうのが生まれましてね。
でも、すごく高いものなので、テレビが家に来たのは小学校3年か4年か・・・
それまでは僕、アパート暮らしだったんで、大家さんの家にみんな近所の子供が集まって見たような、そういう記憶が・・・

だから、ほとんどラジオが自分の生活でしたから。

マンボウやしろ

いちばん古い記憶だと、どういったラジオの放送を聞いていたんですか?

達郎氏:

浪曲と落語ですね。

マンボウやしろ

浪曲と落語?・・・

星野源:

それは小学生の時から、楽しみにしていたんですか?

達郎氏:

そうですね。あとは映画音楽。

星野源:

映画音楽を流す時間みたいなものですか?

達郎氏:

だから、音楽もコンスタントに流れてますでしょう。
ニュースもなにも基本的にはラジオなんですよ。
新聞とラジオしかないわけ。
情報源がね。

マンボウやしろ

そこから、じゃあいろいろと情報を得ていったということですね。

達郎氏:

まあ、音楽が好きになったんで、中学ぐらいになりますと、そうやって自分の好きな番組っていうのを、ねえ。

で、深夜放送が始まったのが、僕が中学1年の時だったんで。
で、オールナイトニッポンが始まったのが中学2年の頭ぐらいですから。

星野源:

へー!

達郎氏:

開闢(かいびゃく)ですよ(笑)。

マンボウやしろ

すごいですね。

達郎氏:

オリンピックの後の高度成長期からオールナイトっていうのが始まったんで。
それで、子供たちが受験勉強をするっていうものなので、そういう中学・高校生を相手に始まったのがオールナイトニッポンとか、パック・イン・ミュージックとか、セイ!ヤングとか、ああいう一連の流れですね。

星野源:

はー!

マンボウやしろ

また後で聞きますけど、源さん、今まさにね、オールナイトをやっているわけじゃないですか。受験生を意識してやっているんですか? やっぱり。

星野源:

いや、全くやってないです(笑)。

マンボウやしろ

やってくださいよ!

達郎氏:

くくく(笑)

星野源:

でも、やっぱりメールでは「いま勉強しています」とか「受験なんで勉強しなきゃいけないんですけど、楽しくて聞いちゃっています」みたいな。

達郎氏:

ちょうど期末の勉強とか、そういうやつでしょ?

星野源:

なるべく、邪魔をしたいというか(笑)。
まあ、楽しく聞いてほしいというか。勉強はやっぱり辛いものだと、僕もそういう記憶があるので。その時間を楽しく過ごしてもらいたいなとは思っています。

達郎氏:

もう星野さんの物心ついた時にはFMもAMもあったわけでしょう?

星野源:

ありました。
親父がJ-WAVEをずーっとエアチェックしていて。
そのテープがいっぱいガーッとあって。

いろんな国のよくわからない音楽を車の中で、そのカセットを流して聞くみたいな。
だからいまだにタイトルがわかってないけど覚えている曲みたいなのもあったりして。
で、家でもずっとラジオが流れていました。

マンボウやしろ

そして達郎さんはですね、ラジオを聞きにアメリカに?

達郎氏:

はい。
いや・・・別にラジオを聞きに行ったわけじゃないですけども(笑)。

アメリカに行った時にはもうFMを1日中かけていますんで。
で、アメリカの場合には、ほら音楽が、たとえばリズム・アンド・ブルースだったらリズム・アンド・ブルースに特化して。
ハードロックだったらハードロックに特化して全部放送局はやっているんで。

で120分のテープを山のように買ってね、朝から晩までそれを録音しているんですよ。
で、2、30本たまるでしょう? 4泊5日ぐらいでね。それを東京に持って帰って、一生懸命聞く。

星野源:

すごいですね。やっぱりそこで初めて知る曲っていうのも多かったですか?

達郎氏:

もう全然知らない曲ばっかりです。

星野源:

楽しいなぁ・・・

達郎氏:

深夜のR&Bのステーションとか、本当に何の曲だかわかりませんから、それを必死になって探すんですね。
今はだから、FMを聞いても全部ネットでプレイリストがあるから、本当に楽ですよ。

マンボウやしろ

便利になったじゃないですか。
それはでも、どうですか? 達郎さん的には、その当時の感じも知っていて、自分で探していくっていう過程も。

達郎氏:

うーん・・・一長一短だと思いますよ。

今みたいに便利だったら、その・・情報が逆にあふれかえるから。
好きなものが特定できないっていうのかな? 目移りしちゃうっていうの? 

僕らの時にはもう情報自体が本当に少ないから。
たとえば、レコードも高かったですしね。
それを、つまらない曲でも買ってきても、好きになろうと思って必死に聞くみたいな。

そういう態度が生むものと、今みたいにとにかく欲しいものはいくらでもあるやつをどうチョイスするかっていうことと、精神的にやっぱりかなりの差がありますけども。
それがいいことか、悪いことか、僕にはわかりませんね。



◎ 星野源さんのラジオ体験

マンボウやしろ

星野さんは、あれですよね、結構AMを?

星野源:

はい。
僕、小学校の時に文化放送のアニメ枠みたいな、声優さんがやっているラジオとかから聞き始めて、その後TBSラジオの岸谷五朗さんの『東京RADIO CLUB』っていうのがありまして。
それが帯でやっていたんですけど、10時ぐらいからかな? 

それを中学校の1、2年で聞いて、その後にいちばん深く聞いたのは小堺一機さんと関根勤さんの『コサキンDEワァオ!』というTBSラジオの。

達郎氏:

有名なやつですね。

星野源:

もう本当に大好きで。
で、だいたい2時間番組だったりすると、夜中なので120分テープに予約で録音しておいて、僕、家から学校までがちょうど2時間だったんですよ、電車通学で。

その間に、電車の中でプレイヤーで聞きながら、笑いを我慢しながら聞くっていうのがすごく楽しくて。
2、3回自分のハガキが読まれたことがあって。それは通学の途中の駅のホームで崩れ落ちるって・・・ホームで嬉しすぎて。

で、そのラジオを聞いているクラスメートとかいないんですよね。
誰にもこう・・・もちろんいまで言うTwitterとかもないし。
何も発散する術がないんで。

達郎氏:

共有できる人がいないんだ。

星野源:

それがすっごく、いま思うと自分の中でどんどん培養していくというか。

達郎氏:

独占できるからね。

星野源:

「好き」をどんどん重なっていくというんですかね。

マンボウやしろ

そして、ライムスターの宇多丸さんの『ウィークエンド・シャッフル』。
これ、TBSラジオですけども、匿名でジングル製作をしたと?

星野源:

そうなんですよ。
僕、いまニッポン放送で番組をやっているんですけど。
TBSラジオの話ばっかりしてすいませんって感じなんですけども(笑)。

(山下〉
マンボウやしろ

(笑)

星野源:

まだオールナイトニッポンをやる前に、ジングルを宇多丸さんが『ウィークエンド・シャッフル』という番組で募集・・・ラップジングルだったんですけど。

でも僕、ラップができないので、「送れないな」って思っていたんです。
そしたら、「歌でもいいですよ」って宇多丸さんが言った回があって。
「あ、じゃあ歌でもいいんだったら送ってみよう」と思って。

で、自分の家で、普通のリスナーと同じ環境で作りたくてパソコンでロジックを立ち上げて、自分で録音して。
ギターとリズムを組んで。で、歌だけ録って。で、自分の歌っていうのももしかしたらバレてしまうかもしれないので加工して、わかりにくくして。
で、匿名で・・・。

マンボウやしろ

「バレてしまう」っていつぐらいの話なんですか?

星野源:

ええと、2010年ぐらいだったと思います。

マンボウやしろ

もう活動して、名前は通っていますよね?

星野源:

『ばかのうた』っていうファーストアルバムは出ていたと思います。

マンボウやしろ

どういう意味で送ったんすか?(笑)。

星野源:

楽しくないですか? 仕事じゃない音楽制作ってちょっと原点に・・・
昔から宅録も好きだったので帰るというか。で、別に落ちるだろうなと思っていたし。
ま、楽しみでやってみようと思いまして。

本名のところも偽名にして、全部変えて送ったら、優勝しちゃったんです。
「ゆ、優勝した!?」と思って、すっごい嬉くて(笑)。

マンボウやしろ

うれしいですよね(笑)。名前出てなくて優勝ですもんね。

星野源:

でも、それも言えないんですよ。言うと、いわゆるレコード会社の人にも「お前、なにやってんだ!」って言われちゃうんで。

マンボウやしろ

なりますし。他の人からしたら、「プロ参加してんのか!」にもなりますしね。

星野源:

そうなんですよ。なんで、ほとぼりが冷めるまで、それこそ自分の中で喜びを培養して。

達郎氏:

カミングアウトをしたのはいつなんですか?

星野源:

2年後ぐらいです。で、その番組に呼んでいただくちょっと前ぐらいの時に、たまたま宇多丸さんと対談する機会がありまして。
その時に「あ、今ならもう時効かな」と思って言ったら、ものすごい驚かれて。

達郎氏:

向こうもびっくりしたでしょうね。

星野源:

その後の番組の中でずっと使われていたジングルだったんで。優勝したので。

マンボウやしろ

よく2年、黙ってられましたね。

星野源:

なんか、楽しいですよね(笑)。ワクワクしますよね、そういうの。

達郎氏:(笑)



◎ 『オマリーの六甲おろし』

マンボウやしろ

さあ、ではラジオから流れてきた音楽で心をグッと掴まれた曲。
いまでも印象に残っているマイ・ファースト・ラジオ・キラーチューンをお一人ずつ挙げていただきたいんですが・・・
じゃあ、源さんから。

星野源:

ああ、じゃあ僕から。
僕、これはその『コサキンDEワァオ!』という番組でCD大作戦っていうコーナーがありまして。
CDの音源の歌の歌詞を全部抜き出して、本当にコラージュみたいにして、コントみたいにするっていう。

もともとは萩本欽一さんがやっていた、たぶんレコード大作戦っていうコーナーがあったんです。それをCD大作戦っていうコーナーに変わって。

で、その中でよく使われる面白い曲っていうのがいっぱい・・・本人たちはすごく真面目にやっているのに、面白く聞こえてしまう珍盤みたいなものが。

マンボウやしろ

はい。

星野源:

で、その曲たちを「コサキンソング」っていう風に番組の中では呼んでいたんです。で、その曲の中で僕が初めて聞いてお腹痛くなるぐらい笑ってしまった曲がありまして。それが、当時阪神タイガースの選手だったオマリー選手の『六甲おろし』。

マンボウやしろ

阪神の応援歌というか、タイガースの・・

星野源:

そうですね『オマリーのダイナミック・イングリッシュ』っていうタイトルのCDの中に入っている『オマリーの六甲おろし』っていう曲があって(笑)。

すごくこの曲、大好きで。
AMリスナー的には割りと鉄板的な曲でもあると思うんですけども。


達郎氏:

僕もCD、持っていますよ。

星野源:

あ、そうですか、やっぱり。

マンボウやしろ

「CD持っている」ってどういうことですか、このオマリーのやつを?(笑)。

星野源:

僕も持っているんですけど。
最初、日本語で歌うんです『六甲おろし』を。
で、まあちょっと下手なんですよね。
で、2番で英語になるんですね。
やっぱり日本語だから難しかったのかな?って思って英語の歌詞になった時に、またちょっと衝撃がおとずれるので、そこも含めてぜひ。

達郎氏:

ふふふ(笑)

マンボウやしろ

いまの感じでいくと、すごく上手いみたいなイメージでしたけども。

星野源:

それをぜひ聞いて、判断していただければと。

マンボウやしろ

星野さん、星野さん。

星野源:はい?

マンボウやしろ

今日、山下さんと初めてですよね? で、こういう番組で(ラジオ局)101社で。
なんでこれを?

星野源:(笑)

マンボウやしろ

いや、俺、どういう・・・?

達郎氏:

いや、気持ちはよーくわかります。

マンボウやしろ

わかっちゃうんですか!?

達郎氏:

聞けばわかります。

星野源:

いや、これ聞いたことないですか? 
やしろさんは聞いたこと、ないですか?

マンボウやしろ

俺、聞いてないから「どうした、星野源」って思ってますけど、聞けばわかるんですか?

達郎氏:

すごく僕、だからその星野源っていう人の出自というか、音楽的なものとか、役者的なものとかの、そのラジオのライフっていうのから透けて見えるね。

マンボウやしろ

この選曲で?

達郎氏:

いや、だから聞いている番組とか。
で、すごくよく理解できる。
それがすごくやっぱり一本筋が通っているというか。

星野源:(笑)

マンボウやしろ

僕たちに見えない筋が通っているわけですね。

達郎氏:

「なるほどな」と思って聞いてます。

星野源:

聞いていた当時、誰とも共有できない苦しさと楽しさ(笑)。
これ、勧めたくなるんですけどね。

マンボウやしろ

じゃあ、曲紹介をいいですか?

星野源:

はい。それではみんなで一緒に聞きましょう。オマリーで『六甲おろし』。

♪ オマリーの六甲おろし (阪神タイガースの歌) (「オマリーの/トーマス・オマリー


マンボウやしろ

えー、お聞きいただいたのが・・・(笑)。

(山下・星野)

くくく(笑)

マンボウやしろ

大変ですけど、かしこまって言うのも。
これは『六甲おろし』のオマリーバージョンというか。

星野源:

はい。オマリーの。
すごくないですか? 
2番の英語になった途端にその・・(笑)。

達郎氏:

だから絶対にメロディーをろくすっぽ覚えてないんだよ(笑)。

星野源:

あの、歌の中で迷子になっていって、帰って来れない感じ(笑)。

達郎氏:

どこがどこだかわからない(笑)。

星野源:

どこがどこだかわからない感じ(笑)。

達郎氏:

通信カラオケで・・・やっぱり通信カラオケのオケじゃないですか。
これの通りに歌おうとする人間がいまでもいるっていいますからね。

星野源:

そうですか(笑)。
これをコピーしたくなる?

達郎氏:

これをコピーして歌いたくなるっていう。

星野源:

「ブルースカーイ♪」みたいな(笑)。
「タイグァース♪」って、なぜ「タイガース」がそんなに歌えてないんだ?っていうのが・・・。

マンボウやしろ

ねえ。そこは上手く歌えよ!っていうことですよね。
タイガースの部分は、英語なんだしということで(笑)。

星野源:

ぜひ、みなさんもぜひ、購入してください。これ。



◎ Good Lovin'

マンボウやしろ

購入・・・もうできないかもしれないですけども。
ラジオを聞いてグッと心をつかまれた曲で1曲目、星野源さんでいま来ましたけども。

達郎氏:

もう、いいですよ、僕は(笑)。

星野源:

いやいや・・・・。

マンボウやしろ

そうですよ。
行きづらいですよ、達郎さん。
でも、行っていただかないといけないので。
段取り上(笑)。

達郎氏:

僕ね、音楽しか能がないので。
完全に曲なんですけど、中学2年の時に・・・
当時はだから音楽番組、ラジオはたくさんありまして。
『P盤アワー』っていうのがりましたね。ポリドール系のレコードをかける。

星野源:

P盤って呼んでいたんですね。

達郎氏:

ええ。
『S盤アワー』とか『P盤アワー』とか、そういうのが。
『9500万人のポピュラーリクエスト』とか、そういうヒットパレード番組ですね。

それでかかって。
ポリドールで出ていたんですよ。
アトランティック・レーベル当時ポリドールだったんで。

僕の、それが一生のアイドルになるヤング・ラスカルズっていうニューヨークのグループなんですけども。
これの全米ナンバーワンの『Good Lovin』っていう曲がありまして。
これが僕にとってのロックンロールの原初なんですよね。

星野源:

はー!

達郎氏:

これがラジオでモノラルで出てきた時の衝撃度ったら、もうね・・・
それでシングルを買いに行って。それはすごくいまでも・・・「これだ!」と思ってね。

マンボウやしろ

まさに、じゃあ本当にもしかしたら人生が変わっている1曲ですか?

達郎氏:

まあ、結局自分が音楽をやるということになって、どこを目標にするか?っていうその精神的なもの。

ブルー・アイド・ソウルっていって白人の歌うリズム・アンド・ブルースなんですよね。で、「青い目のソウル」って、黒人に青い目がいないんでブルー・アイド・ソウルっていうんですけど。

要するに、黒人音楽が好きなんだけど、白人でしょう? イタリア系のアメリカ人なの。そういうフィルターの通し方っていうのは僕、日本人でロックンロールをやる時に、やっぱり向こうの輸入音楽をどうするか?っていうところと精神的にちょっとシンクするところがあるんですね。

星野源:

はい。

達郎氏:

そういうところがすごく、思想的な意味ですけど。
それが、原点に戻るとラスカルズの『Good Lovin』に戻ってきますね。

星野源:

源さんので、「達郎さんなくていいんじゃないか?」みたいなの、さっきありましたけど・・・。

星野源:

逆ですね。

マンボウやしろ

逆でしたね(笑)。

達郎氏:

違う違う違う(笑)。

星野源:

オマリーはかけない方がよかったですね。

達郎氏:

いやいや。

星野源:

リスナーの方が怒っているかもしれない(笑)。

達郎氏:

自分の番組で珍盤奇盤っていう企画があるんですけど、その時にまだこれ(オマリーの六甲おろし)、かけてないんですよね。
そのうちにかけてみたいなって思っていて。

マンボウやしろ

それでは、曲紹介をお願いします。

達郎氏:

じゃあ、ヤング・ラスカルズの1965年の全米ナンバーワン『Good Lovin』。

♪  Good Lovin'/The Young Rascals


マンボウやしろ

山下達郎さんのグッと心に来た1曲ということで『Good Lovin』。

星野源:

かっこいい。
これはモノラルとステレオがどっちもあるんですか?

達郎氏:

やっぱりモノラルじゃないとダメですね。
オリジナルシングルの。

星野源:

やっぱりモノラルじゃないとダメなんですね。

達郎氏:

モノラルじゃないとダメです。はい(笑)。

星野源:

僕もモノラルの曲ってすごい大好きで。
自分の曲でも、だいたいこう、真ん中に寄らせようとどうしてもしてしまうっていう。
せっかくステレオなのにっていう。

達郎氏:

スピーカーが1個しかない方がね、音圧がね、ガッツがあるんですよ。

星野源:

うんうんうん。



◎星野源さん『恋』


マンボウやしろ

今夜はお二人から音楽のプレゼントがございます。
お一人ずつ、この番組のためだけに、ここでしか聞けないスペシャルライブを披露していただけることになっております。まずは星野源さん。

星野源:

はい。

マンボウやしろ

『恋』。ありがとうございます。

星野源:

ありがとうございます。

マンボウやしろ

言うまでもありませんが、この曲は昨年、日本全国津々浦々、老若男女を踊らせた2016年を代表する1曲。
そして昨日開幕したセンバツ甲子園入場行進曲でもありました。

星野源:

ねえ。どうなっているんでしょうね? これ、録っている時はまだ全然、開幕してませんからね。
僕、そういうのバラして言うのがすごい好きなんですよ(笑)。
「録音です」っていうのをちゃんと言っていった方が・・・。

マンボウやしろ
言っていった方が。僕もどっちかわからずに、言わずにここまで来ています(笑)。

星野源:

この後に僕が演奏する『恋』も、このトークが収録が終わった後に収録がするんで、僕たちは聞かないまま、このトークは終えるということで。

マンボウやしろ

それなんで、たぶん曲を終わって感想はなく?

星野源:

そうなんです。だから感想がないからって、盛り下がっているわけじゃないよっていうのをちょっと・・・なんかライブ終わったのにすごいスッと次に行くな、みたいな。

マンボウやしろ

それはでも、たぶんライブがバーン! と終わって、CMかなんかがあって。とてつもなく気持ちよく入っていくはずなんで。

星野源:

ああ、それはよかったです。
そこがちょっと危惧だったんで。

マンボウやしろ

「盛り上がった」ということで行くと思います。

星野源:

CMの裏で「うわーっ!(拍手)」って。

達郎氏:

徹底的にネタバレしますね(笑)。

星野源:

ちなみに、弾き語りでやらせていただきます今日は『恋』を。

最初、120ぐらいのBPMで作ったんですけど。そのぐらいがいちばん腰が動くというか。
本当は115ぐらいが動く感じがあるんですけども。

なんか、ワクワクしなくてですね。「なんでワクワクしないんだろう?」って思って、いろいろと試していく中で、BPMをものすごく上げてみたんですね。
160ちょいぐらいまでやってみたんです。そしたら急にワクワクしだして。

で、レコードの33回転のレコードを間違って45回転でかけちゃった時の、「あれ? なんかかっこよくない?」みたいな。
特にモータウンのディスコティックな「ドゥッ、タン! ドゥッ、タン!」みたいな曲をちょっと早くかけた時、「あれ? これでもいけるんじゃないの?」みたいな。
それだ! と思って。で、
すごく速くして曲を作ったんですよ。そしたら、ものすごく歌いづらくなって(笑)。

星野源:

すごく早口になっちゃったんで、弾き語りではかなりゆっくりにグッと戻して、今日はやろうと。バラードぐらいの気持ちで。

マンボウやしろ

今日は弾き語りですもんね。いまからお聞きいただくのは。

星野源:そうなんですよ。

達郎氏:

あのアレンジをどうやって弾き語りでやるのかな?って伺おうと思ったんだけど。

星野源:

そうなんです。だから、今日はゆっくりとやらせていただきます。

マンボウやしろ

いま、いろんな、源さんに『恋』の話を聞いている時に達郎さんが本当に、息子の話を聞くように・・・嫁の旦那の話を聞くように、ずっとニヤニヤ笑ってらして・・・どいういうあれなんですか(笑)
ニコニコなさっていましたけど、それは「わかる、わかる」っていうことなんですか?

達郎氏:

いやー、面白いなと思って。とっても。
だから33回転を45回転にするっていうのもあるけど、逆もまた真なりでね。
45回転を33回転にすると、すごく渋くなるんですよ。

星野源:

そうそう(笑)。
しかもブレイクビーツみたいな音になったりしますよねドラムとかも。

達郎氏:

編曲もご自分でなさっているの?

星野源:

はい。

達郎氏:

ギターの、たとえばイントロのリフとかも、自分で考えているの?

星野源:

そうです。

達郎氏:

不思議なリフだよね。あれね

星野源:

ありがとうございます。歌でリフをやったり。ずっとインストバンドをやっていたので。

達郎氏:

ああ、なるほどね。

星野源:

それもあったりもしますし。

マンボウやしろ

いやー、よかったです。なんか山下家にいい婿が来たって感じの雰囲気で。

星野源:

ふふふ(笑)

マンボウやしろ

それでは、曲紹介をお願いします。

星野源:

はい。星野源の『恋』。弾き語りバージョンでございます。
星野源『恋』弾き語り

♪ 恋(弾き語りVersion)/星野源



◎サンデーソングブック

マンボウやしろ

山下達郎さん、星野源さんをお迎えしてお送りしております「民放ラジオ101局 特別番組 WE LOVE RADIO 山下達郎・星野源のラジオ放談」


ラジオの現役パーソナリティーであるお二人のラジオへの思いに迫ってみたいと思います。山下達郎さんのTOKYOFM『サンデー・ソングブック』。
1992年にスタートしたということで、もう25年?

達郎氏:

今年の10月で25周年です。

マンボウやしろ

そして達郎さんは作家さんもなく、自ら全部やられていると。選曲も・・・・。


達郎氏:

台本ないです。選曲も全部1人です。
かけるCDもうちの自宅のコレクションなんで100%。

マンボウやしろ

TOKYOFMのCDを使っているわけじゃないと?

達郎氏:
じゃないですね。家から持っていきます。家から持ってくるというか、正確に言うと家でリマスタリングして。

星野源:

うわーっ! すごい!

達郎氏:

いやー、オールディーズなので。さっきみたいな1965年とかそういう音楽なので。そうすると、いまの放送のあれだとちょっと音圧が足りないので、家でリマスタリングして、いまの、それこそそういうEXILEとかああいうような音圧でも負けないようなアレンジに上げてやらないと。ショボいんで古い音は。

マンボウやしろ

はー! すごい。これ、ラジオを好きなリスナーの人たちも聞いていれば、おそらくラジオで働いている人も、そしてこれから働きたい人も聞いていると思うんですけど。

達郎氏:

いや、でもオタクな番組ですよ。本当に(笑)。

マンボウやしろ

たとえば選曲ひとつ取ったとしても、どういう基準だったり、どういう風に思いながら?

達郎氏:

本当に古い曲をかける番組なので。
現代的な視点から鑑賞にたえるやつですね。
だから、昔の大ヒット曲っつっても、いま聞くと全く古臭いものにしか聞こえませんけど。全く無名の曲でも、いま聞いても全く鑑賞にたえるっていうね。基本的にそっちが基準。

マンボウやしろ

そして年に2回、竹内まりやさんとの夫婦放談がありますけども。
どうですか? いつも1人でやられている時と、竹内まりやさんとやる時は?

達郎氏:

いわゆるトーク番組で育った人間じゃないんですよね。僕ね。
だから、ラジオっつったら音楽番組なんですよ。

だからオールナイトでも、高崎一郎さんとか糸居五郎さんとか音楽主体の番組、パック・インでも福田一郎さんとか八木誠さんとか、音楽主体の番組オンリーなんですよ。

だから、逆に星野さんの話を聞いていると、そういうトーク番組に対するセンスって僕、全くないんで。
だからそういうところの弱さっていうかね、逆に言うと。
だからそれをどうやってリカバーするか?っていうのは自分でずーっと考えてやってきましたけど。

マンボウやしろ

でも、たとえば僕も一応しゃべるお仕事をさせてもらっていますけども。
しゃべるってじゃあ、たとえばトークのリズムだとか、面白い内容がどうこうじゃなくて、僕、達郎さんのラジオを聞かせてもらっていて思うのは、その僕らが知らないところ・・・

たとえば「この曲はこのアーティストが・・・でも、もともとこのアーティストはこのアーティストが・・・」っていう、ダーッて掘っていって。「あれ、どこから始まったっけかな?」って1回思うんですよ(笑)。それでまた同じスピードでガーッて戻ってきて曲に行く時の、その他ではあまり聞いたことがない曲の入り方というか。

達郎氏:

それはやっぱり、星野さんが自分で聞いていた番組のそういうトーンっていうのを自分のオールナイトにフィードバックしているでしょう? 

それと同じで、僕もやっぱり八木誠さんとか福田一郎さんとか中村とうようさんとか。
ああいう方々がそうやって新譜を紹介してくれる、そういうようなものを僕の中にインプットされていて。それがフィードバックしているんです。同じなんです。


◎オールナイトニッポン

マンボウやしろ

そして、星野源さんのニッポン放送『オールナイトニッポン』。
AMラジオの真骨頂ともいえる深夜枠の・・・。

星野源:

そうですね。深夜ラジオっていう感じの内容になっています。

マンボウやしろ

開放感は強いですか? 深夜って。

星野源:

そうですね。自分が深夜の時間帯が好きっていうのもあって。
で、よく夜中にラジオを聞いていたのもあって。

あと、リスナーからのメールがすごく面白いですね。
なんて言うんですかね? みんな文才があるというか。
だから僕、あんまり自分で面白いことを言おうっていう気じゃなくて、ただみんなで笑っているだけっていう印象が自分ではあるんですけども。

あと、自分がやりたいなと常々思っているのは、ちゃんと・・すごくオールナイトの中でむちゃくちゃ曲をかけている方だと思うんですけど、ちゃんとフルで流したいなというのは思っています。

で、僕がちっちゃい頃にAMを聞いて唯一不満だったのは、ワンコーラスで曲が終わっちゃうことで「もっと聞きたいのに、なぜ?なぜ?」っていつも思いながらだったので(笑)。

自分が番組をやる時は、なるべく事情が・・・本当に番組が終わっちゃうとかじゃない限り、なるべくフルコーラスでかけて。

なぜ今これをかけたいのかっていう話は、なるべくするようにはしています。
あと、今の若い人も自分が同じように、いろんな人が教えてくれた面白い音楽っていうものを、なるべくわかりやすく伝えたいなっていう。

マンボウやしろ

「面白い」っていうのは別にオマリー的なことじゃないですよね?

星野源:

オマリー的な方向もありますし、あとはたとえばマーティン・デニーの『Firecracker』とYMOの『Firecracker』と細野さんが中華街のライブだけでやった生演奏の『Firecracker』を全部聞き比べるとか。

そういうのをやるとすごい……でも、自分がやっぱりいいと思っているものしかかけたくないっていうのは、それは信条としてはあるんですけども。


マンボウやしろ

オールナイトニッポンっぽくはないですよね、そうなってくると。

星野源:

いや、でもいわゆるオールナイトニッポンって実は・・・。

達郎氏:

いいとこ取りだと思う。
だから昔はそんなに全部できなかったから。

やっぱりトークの人はトーク。
要するに、そういった冗談の人は冗談だし、音楽に特化する人は音楽特化だし。
分業的なところがあった。

マンボウやしろ

分かれていたイメージがありました。

達郎氏:

それを統合した感じがする。すごく。
それでフルコーラスかけるっていうのは、すごく新鮮な響きだもん。


◎ラジオの魅力


マンボウやしろ

そして、お二人にお聞きしたいのですけども。
ラジオの魅力、面白さ・・・なかなか一言では言えないところもあると思いますけども。いかがでしょうか?

星野源:

んん・・・やっぱり距離感の近さかなとは思います。
テレビと圧倒的に違うのは、自分の近い場所でMCの方なりパーソナリティーの方がしゃべっているという感覚にすごくなるんですよね。

特に声だけだったり、音楽だけだったり。
その方のパーソナリティーっていうものをすごく身近に感じられるメディアだと思うので。1対1っていう感じがすごく。

ラジオ局から全国に流れていたりするものなんですけど、自分のためだけにやっているんじゃないかな?って勘違いできるというか。

だからこそ、すごく気を抜いてしゃべれるといいますか、嘘をつかないでしゃべれるっていうんでしょうか。

マンボウやしろ

嘘もバレるメディアですしね。

星野源:

ああ、そうですね(笑)。
たしかに。

マンボウやしろ

達郎さんはラジオの魅力は?

達郎氏:

なにも付け加えることはありません。

星野源:

(笑)

マンボウやしろ

嘘ですよ。本当ですか?

達郎氏:

全く同じ。
1対1のメディアっていうか、だからライブハウスと東京ドームの差みたいなね。
テレビとラジオって。

マスじゃないんですけど、ラジオはそれでもマスなんですよ。
だからラジオってマスであり、パーソナルであるという非常に特殊なメディアだと思うんですね。

そういうところがすごく・・・だから、全くそのままで。
なにも付け加えることはないです(笑)。

マンボウやしろ

わかりました(笑)。
初対面とは思えないです。このシンクロ率が、今のところ。
ありがとうございます。

◎『希望という名の光』

マンボウやしろ

では、ここで山下達郎さんからもこの特別番組のために、スペシャルライブをご披露していただきます。そのライブで演奏していただく楽曲ですが、僭越ながら私、マンボウやしろからですね、事前に達郎さんに1曲、リクエストさせていただきました。

星野源:いいっすね!

マンボウやしろ

贅沢な話なんですよ。ありがとうございます。すいません。
『希望という名の光』なんですけど。

2011年にはじめてラジオの番組で達郎さんとご一緒させていただきまして。
で、ありがたいことにライブを、その2011年のクリスマスの日に行かせていただけることになって僕、1人で行ったんですけど。

ちょっと自分自身がお笑いでカリカというコンビを組んでいたんですけど、解散することになったりとか・・・あとは、地震があったりとかいろんな感情の高ぶりがあって。

この『希望という名の光』という光を達郎さんが歌った時に、僕ははじめての経験だったんですけど、声が入ってきたんですよ体に。

星野源:

うんうんうん。

マンボウやしろ

僕、勝手に思っているんですけど、達郎さんは絶対にそこを歌い方、変えているはずなんですけど(笑)。さっきまでと明らかに違ったんです。

星野源:

それはやしろさんのためにっていうことですか?・

マンボウやしろ

いや、来ている全員の方に。
1人1人に達郎さんが入ったんですよ。
僕はもう「入れられた!」って思って涙が・・・達郎さんが入った分の体積分の涙が(笑)、押し出されるようにガラガラガラッて出てきて。

達郎氏:

なんか、「泣かせの山下」みたいになっていますね(笑)。


マンボウやしろ

いや、でも僕はそれ本当にはじめての経験で。人の歌声がこうやって、なんかグッと体に入る・・・聞くんじゃなくて、「あっ、入った!」っていう感覚を味わったんですね。

達郎氏:

自分にはわかりません(笑)。

マンボウやしろ

(笑)。それで、僭越ながらリクエストさせていただきました。
達郎さん、今日は『希望という名の光』どんなアレンジ、編成で聞かせていただけるんでしょうか?

達郎氏:

ちょうどいま、ツアーのリハーサルやっていますんでね。
ツアーのリハーサルスタジオでやるので、アコースティックライブです。
ベースと、生ギター2本とアコースティックピアノで録ってきました。

マンボウやしろ

ありがとうございます。うちの番組のスタッフがグッと強引に行ったという話も聞いておりますので(笑)。
それでは達郎さん、改めて曲紹介をよろしくお願いします。

達郎氏:

よろしくお願いします。もともとは地震前に作った曲なんですけど、地震が起きてから、なんかこの曲が妙に人助けになったかな、みたいな。

そういう、歌って世の中に出ると自分の思惑と全然違う歩き方をするんですよね。
そういうような、僕にとっても典型の一曲です。
『希望という名の光』。


♪ 希望という名の光(Studio Live Version)/山下達郎

マンボウやしろありがとうございました。

達郎氏:

お粗末さまでした。

星野源:

素晴らしい!

マンボウやしろ

あの、素直に感想を言うならば、好きな人に会いたくなりました(笑)。

星野源:

(笑)。僕も楽しかったです。ありがとうございました。



◎ エンディング

マンボウやしろ

民放ラジオ101局特別番組『WE LOVE RADIO!~山下達郎・星野源のラジオ放談』。いよいよ終わりが近づいておりますが、対談をしてみての感想は、星野さん。いかがだったでしょうか?

星野源:

なんと言いますか、心が晴れ晴れしているというか。なんか、ものすごく楽しかったという思い出になりました。実は、結構緊張して。「これ、大丈夫かな?」と(笑)。

マンボウやしろ

緊張ですよね(笑)。

星野源:

1週間ぐらい前からカウントダウンを1日1日していたんですけども。
ちょっと気合をいれなきゃと思っていたんですけど、全然普段通りおしゃべりできたような感じがして。
そして、達郎さんのいろんなお話を聞けて、とってもうれしかったです。

マンボウやしろ

達郎さん、いかがだったでしょうか?

達郎氏:

僕、ひとつ今日感じたのは、僕なんかがハタチぐらいから始めた音楽のムーブメントっていうのが1回、世情がすごく変わってね。

僕自身はもう60を過ぎてますから、もうそういう時代は二度と戻って来ないっていうような感じはすごくそういう強い諦観を持っているんですけど。

今日、星野さんといろいろお話をしていると、あんまり変わらないんですよね。
その空気っていうか、あれが。だから僕が感じている、日本の音楽の要するにムーブメントに対する価値観みたいなものが継承されているっていう、すごく実感が僕にはあって。そういうのを僕、久しぶりに感じたので。

星野源:

嬉しいです。

達郎氏:

でも、やっぱりそういう人がちゃんと評価されていくんだなっていうね。
まあ、J-POPとかあんまり、そういう用語は好きじゃないんだけど。

そういう日本の音楽ジャンルっていうのがまだちゃんとキチッとベースメントがあるし。キチッと可能性を秘めているなって、そういう意味ですごい安心しましたね(笑)。

星野源:

あぁー。

マンボウやしろ

なんか、この番組よかったですね(笑)。

星野源:

はい。本当に・・・。

達郎氏:

なんで我々が選ばれたのかな?っていうね。
どうして星野さんと僕なのかな?っていうのがね、選んだ人はなかなかね、卓見がありますね(笑)。

マンボウやしろ

さあ、そしてラジオの前で、101局で聞いているリスナーのみなさんへメッセージをいただきたいです。それでは、星野源さんからお願いします。

星野源:

今日、はじめてラジオを聞いたよっていう人がいたら、ぜひこれを機に聞いて頂けると、本当にいろんな世界が広がると思います。

僕はラジオによって人生が変わりましたし、ラジオによって命が救われたような気もしております。まあ、思春期だったっていうのもあって。

で、ラジオっていうのは本当に人の命を救えるメディアだと思っています。
あと、人の人生を面白くできるメディアだと思っているので。
それだけ責任感もあるとは思うんですけども。

これからも面白い・・・自分が面白いなと思える音楽とか、面白いことをやっていけたらと思うので。ぜひ、自分、星野源の番組だけではなく、本当にいろんな番組があるので。ぜひこれからも聞いていただけたらと思っております。

マンボウやしろ

それでは最後に山下達郎さんからメッセージをお願いします。

達郎氏:

はい。ラジオはもう滅びるんじゃないか?っていう時代がずいぶん長かったんですが。

最近はやっぱりネットとかそういうものの発展で、ラジオが昔みたいにより軽く、手軽にどこでも聞けるっていうね。

そういうのがまた復活しつつあるんですよね。それが本来のラジオの利点だったんで。特に音楽を僕はやっている人間なんで、音楽っていうのはラジオと不可分なんですよね。

で、ラジオの方が本当は音楽を発信する能力が高くなきゃいけないんだけど。
実際のアメリカとかヨーロッパではまだそういった形がもっているんだけど。
日本はそれがすごく衰退した時代があって。

れがまた、こういう機会で回復できればなっていう、そういう期待がすごく大きいです。ラジオをよろしくお願いします(笑)。

マンボウやしろ

山下達郎さん、星野源さん、本日はありがとうございました。

達郎氏:

どうも、ありがとうございました。

星野源:

ありがとうございました。




今週のオンエア曲

19:18 オマリーの六甲おろし (阪神タイガースの歌) (「オマリーの/トーマス・オマリー
19:23 Good Lovin'/The Young Rascals
19:30 恋(弾き語りVersion)/星野源
19:46 希望という名の光(Studio Live Version)/山下達郎

テーマ : FMラジオ - ジャンル : テレビ・ラジオ

DATE: CATEGORY:山下達郎サンデーソングブック 
山下達郎さん サンデーソングブック 2017年3月19日『リクエスト特集』


土曜日、日曜日と良い天気になり、春が来た・・そういう感じの長崎でございます。

今日のサンソン、心地よい曲ばかりでした。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。


◎ 冒頭

達郎氏:

えぇ、3月、後半に入って参りました。
今日は、連休でございます。
昨日、今日、明日。

私、山下達郎、今年のツアーが昨日から、いよいよ始まりました。
市川で、初日でございます。

こっから、全国49公演、8月の末まで続きます。

昨日が初日でありまして。
今日は、前倒しで録っております。

上手くいってるはずでございます。

私も、あのぉ・・だいぶ、60代半ばになって参りましたので、今年のツアーは前半は割りと、余裕のあるスケジュールで組んでおりまして。

ま、楽な感じで、いければなと、思っております。

今週は水曜日、22日は郡山でございます。
だいたい、北関東、南東北というのが序盤のですね・・
こっから群馬、宇都宮と浜松と近郊で続いて参ります。

今週水曜日は郡山へ参ります。
お待ち申し上げております。

番組の方は、そういうわけで、初日の前は一番テンパりますのでね(笑)
皆様のお便りに助けられて、本日はリクエスト特集を。

久し振りのリクエスト特集でございまして。
もう二ヶ月半くらいのお便りが、たくさん溜まっておりますので・・
一所懸命、ご紹介をしたいと思っております。

何がかかりますか。

本日も、日曜日の午後のひととき、連休でございますが。
のんびりしてらっしゃる方のために、日曜の午後のひととき、本日も素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きます山下達郎サンデーソングブック。

皆様のリクエストにお応えしまして『リクエスト特集』
本日も最高の選曲と最高の音質でお届けをいたします。

この季節になりますと、思いっきりリクエストが来ます。

竹内まりやさんの「色・ホワイトブレンド」
山のように・・

ほんとは、先週の「ホワイトで棚からひとつかみ」によかったんですけど、ちょっと季節がですね・・
こっちの方がいいかなと。

和歌山市の超常連N.Yさん。

『リクエスト、竹内まりやさんの「色・ホワイトブレンド」お願いします。
去年リクエストしたときも、お尋ねしたと思うんですが、この曲の3分25秒頃に、達郎さんが何か叫んでいるのですが、あれは何と言っているのでしょうか。

インターネットで調べたところ「看護婦さ~ん」と叫んでいると書き込みがあり、看護師の妻に聴いてもらいましたが、そうは聴こえない、何かヤッターと叫んでいるとのことでした。

私は医師なのですが「看護婦さ~ん」とは、やはり聞こえません。』

面白いよね、ほんとにね(笑)

『 「オーイズバー」と聞こえるので、All is Bed 全てがベッド、入院?
なのでしょうか。
お教え頂ければ幸いです。』

すっごいですね(笑)

One more time!です(笑)
ぜんぜんあの・・ジャンジャンでございますね(笑)


♪ 色・ホワイトブレンド/竹内まりや

~ CM ~

♪ オンリー・ザ・ロンリー/ロイ・オービソン

♪ ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イット(恋のテクニック) /ジェリー&ザ・ペイスメイカーズ


◎リスナーからのお便り(山口県宇部市のM.Yさん) 

『初めてお便りします。

私、今回幸運にも東京マラソンに出場する機会を得ました。
これまでフルマラソンは2度走りましたが、東京マラソンはもちろん初めてです。

旅の道連れに、達郎さんの曲の中からアップテンポのものをピックアップしてプレイリストを作り、ヘッドホンで聴きながら走りました。

偶然ですが、日本橋から浅草へ向かうあたりで「街物語」が流れてきたりで、曲に集中することで疲れを感じないようにして、なんとか自己ベストで完走しました。
やはり達郎さんの曲は東京の街に合ってるなと感じた次第です。』

達郎氏:

フヘヘ(笑)

ありがたいお便りでございます。


◎リスナーからのお便り(神奈川県川崎市のS.Kさん) 

『初めてお手紙書かせて頂きます。
2月19日に看護師国家試験を受験しました。

カリキュラムの関係上、年々、難化傾向にあります。
午前、午後とある試験で、私は思うように解答できず、午前中に意気消沈しかけておりました。

しかしお昼休みに気分転換を兼ねて、達郎さんのSPARKLEを聴くと、不思議と緊張が消え、普段通りの落ち着いた気持で午後の試験を迎えることができました。

家に帰り、自己採点をしてみると、午前中は案の定、ボロボロでしたが、午後は点数も延び、例年のボーダーラインを越すことができました。

結果は3月27日に厚労省より発表されるため、今はドキドキの毎日を過ごしております。
まだまだ男性看護師はマイノリティな存在ですが、私も達郎さんにように、患者さんの癒やしになるような看護師になりたいと思っております。』

達郎氏:

すばらしいお便りですね!

吉報、お待ち申し上げております。
またお便りください。


♪ ワイルドファイヤー/マイケル・マーフィー


◎リスナーからのお便り(神奈川県川崎市のM.Kさん) 

『久し振りにお手紙致します。

先日、吉祥寺で時間が20分ほどあいたので、駅の近くの中古レコード店に行って、軽く箱づりして参りました。』

達郎氏:

箱づりって言うんだ、今・・

『「The Dells Sing Dionne Warwicke's Greatest Hits」
デルズですから音楽は素晴らしいのですが、如何せん安かったためか、盤質が悪く、大事な所がプチプチ言いっぱなしなのです。

ここは達郎さんにおすがりするしかないと考えリクエスト致します。
リクエストは「I'll Never Fall In Love Again」をお願いたします。

是非、最高の音質で。
デルズも最近かかってないと思いますので、そろそろいかがでしょう』

達郎氏:

そういう人、多いですね・・・

デルズ、1972年に出されました。
「The Dells Sing Dionne Warwicke's Greatest Hits」と書いてありますが、これバート・バカラックのソングブックなんですよね。

全部バート・バカラックでしょう。

実は僕、これシールドで買ってるんですけど、一度も聴いたことない(笑)
で、今回、じゃあかけてみようかと、「I'll Never Fall In Love Again」

これ良かったんですよ!!
これ、スッばらしい歌ですね!!

やっぱデルズ、マービンゲイとか何歌ってもいいんですよね。
作品選ばないという・・恐れ入りました。

1972年の「The Dells Sing Dionne Warwicke's Greatest Hits」
プロデュース、アレンジ By Charles Stepney
良いわけです(笑)

♪ I'll Never Fall In Love Again/The Dells

~ CM ~

◎来週 

達郎氏:

来週も引き続き、たぶんリクエスト特集、もしくは棚からひとつかみ。
最近、結構いいCD入ってきたり・・
割りとシングルの掘り出し物が入ったりしますので、棚つかでもいいかなと思いますが。

ツアー始まりましたので、しばらくは、そんな形でやっております。

引き続き、リクエストおたより、たくさんお待ち申し上げております。

〒102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係


♪ Navy Blue Rain/宮里陽太

♪ Puppy Love/Donny Osmond

◎エンディング 

達郎氏:

今日はこのへんで。

来週はですから、リクエスト、棚つかの、ごた混ぜみたいな形で、来週、再来週あたりは、いってみると思います。

よろしくお願いします。

この季節になると、リクエストが増えてくる曲ですが。
ちょっと早いですが、でも、ま、卒業、就職、転勤・・
そういうようなものの季節でございますので、この曲が・・・頂きます。

竹内まりや、1994年のシングルですが。
「エクスプレッションズ」に入れられなかったを悔やまれるところ(笑)。


♪ 明日の私/竹内まりや

今週のオンエア曲

14:04 色・ホワイトブレンド/竹内まりや
14:08 オンリー・ザ・ロンリー/ロイ・オービソン
14:12 ハウ・ドゥ・ユー・ドゥ・イット (恋のテクニック) -bon /ジェリー&ザ・ペイスメイカーズ
14:17 ワイルドファイヤー/マイケル・マーフィー
14:24 I'll Never Fall In Love Again/The Dells
14:34 Navy Blue Rain/宮里陽太
14:42 Puppy Love/Donny Osmond
14:46 明日の私/竹内まりや



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DATE: CATEGORY:山下達郎サンデーソングブック 
山下達郎さん サンデーソングブック 2017年3月12日『ホワイトで棚からひとつかみ』

ポカポカ陽気になりました。
今日はちょっと遠出して久留米市内を散策しました。昔と随分変わってきれいな街並みになってました。

今日のサンソン、T.Rexなんて、懐かしいですね。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。


◎ 冒頭

達郎氏:

3月中旬でございます。

私、いよいよ今週から、ツアーが始まります。
今週の土曜日でございますが。

18日、千葉の市川を皮切りに、今年は全国49公演。
8月の終わりまで、続きます。

ずーっと、リハやっておりますが。
今週、最後のリハーサルで、それから、いわゆるゲネプロと言いましてですね、通しリハというのをやりまして、いよいよ初日を迎えるわけでございますけれども。

今年は、練習しながらですね、あんまり声が枯れないっていうか、あのぉ・・普通なんですよね(笑)

妙に声の調子が、今年はいい感じでありまして。
まあ、暖かくなるとこに向かってたので、そうなんでしょうけど。

この調子でですね、乗り切っていきたいと思っております。
全国の皆様、いよいよツアー始まります。
今年もよろしくお願い申し上げます。

番組の方は、先週も申し上げましたが(笑)
今週はホワイトデー・・・
誰が考えたか、わかりませんけど!

バレンタインデーのお返しを、あれするってですね・・
商魂たくましいと申しましょうかですね。

男の人の方が、お返しをするというですね。
私なんか、ちょっとこう・・毎年毎年、なかなか怖いものがございますが。

で、ツアーの直前でございまして、追い込みでありますので。
棚からひとつかみ、リクエスト、いいんですけども。

ホワイドデーなので・・
考えらた、白でなんかやったこと、ないんです。
『ホワイトで棚からひとつかみ』

あんちょくなんです!えぇ!
もう、ほんとにホワイトと、白とつきますと、色んな曲がございますのでですね。
ほとんど洋楽でございます。

思いつきです。
あんまり、突き詰めてございません。
突き詰めたものだと「特集」になります。

いい加減なやつだと「棚からひとつかみ」で逃げると。

でも、ま、こういう場合はですね、普段かからない曲がかけられるので、その分楽しいかなと、そういうようなこともございます。
選曲、難しいんですけども。

一歩間違えますと、なんか冗長なものになってまいりますが。
今日は、なかなか粒がそろってるかなかぁと自負しております。

日曜日の午後のひととき、今日も素敵なオールディーズソングでお楽しみを頂きます。
本日は『ホワイトで棚からひとつかみ』
本日も最高の選曲と、そして最高の音質でお楽しみ頂きながら、ホワイトデー・・・
よろしくお願いいたします(笑)


昨日、3月11日、東日本大震災から6年を迎えました。
復興が、なかなか進まないところもございますし、復興の息吹が力強く響いてるところもございます。
場所、人によって、大きく差があったり致しますけれども。

まだ6年、もう6年というあれもありますが。
まだ6年。
引き続き、国民全員でですね、取り組んでいかなければならないと思います。

復興に携わる方々、引き続き宜しくお願い申し上げます。

たくさん、いろんなお便りを頂きましたが。
すごく印象的だったお便り。
仙台市のO.Sさん。

『昨年の11月16日、我が家に二人目となる女の子が誕生しました。
一人目の女の子が生まれたのは2012年5月。
東日本大震災の時に、跡形もなくなった妻の実家があった場所で、津波に負けず力強く咲いていた花から、Sと名付けました。

そしてこのたび生まれた娘には、妻と私が大好きな達郎さんの曲「希望という名の光」からHと名付けました。

私達家族にとって大きな希望であり、二人娘大切に育てていきます。
リクエスト「希望という名の光」をお願い致します。』

誠に光栄なお便りでございます。
仙台の超常連ですが、現在は大阪の吹田市にお住まいのY.Tさん。

『6年前、仙台で東日本大震災を体験した小生は、今故郷を離れて大阪におります。
毎月11日の月命日には故郷、仙台石巻の方向に向かって手を合わせ、祈りを捧げておりますが、小生でさえ、少しづつ記憶が薄れ、感心が薄れてきている感じがしています。

今一度、あの大震災について記憶をしっかりしていこうと思っています。』


♪ 希望という名の光/山下達郎

~ CM ~

♪ ホワイト・ライズ/グリン


◎リスナーからのお便り(仙台市のY.Mさん) 

達郎氏:

この番組は25年近く続いております。
むかーしから頂く方々もですね、だんだんお年を召してらっしゃいまして。
最近、定年の話題がわりと多いんですが。

仙台市のY.Mさん。

『前略
今年も名前が呼ばれなくても、飽きずにハガキを出し続けようと思ってる超常連Yです。

小生、この1月で還暦を迎えましたが、先に出ること2ヶ月、昨年の11月に退職しました。
仕事を止めたら好きな音楽を聴きまくり、読書三昧の日々を送れると思っていました。

ところが、そうはならない。
そう、楽しくない?

先に仕事をやめ、図書館通いをした本好きの先輩が、図書館に通ったのは2週間だけ、読書は集中力だよと言われたのを思い出しました。』

達郎氏:

いいじゃないですか、まだ。
若いんですから。
今は60でも、皆さん働いてらっしゃいますから。
引き続き、お体大事に、ご健闘を。


♪ White Rabbit/Jefferson Airplane

♪ Ride A White Swan/T.Rex

♪ Rhapsody In White/Love Unlimited Orchestra

♪ Sail On White Moon/Johnny Mathis

~ CM ~

◎来週 

達郎氏:


ホワイトで棚からひとつかみ、でお届けしております。

あんちょくなんですけど(笑)
ツアーの直前なので(笑)
頭があんまり、まわりません。

ですから、こういう棚つかですと、歌詞の和訳の説明なんかもすると楽しいんですけど。
ちょっと、余裕がございません(笑)
テンパっているだけなので(笑)

来週はそういうわけなので、皆さんのリクエストに助けられて『リクエスト特集』でお届けしたいと思っております。

引き続き、リクエストおたより沢山お待ち申し上げております。

〒102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係


♪ Little White Lies/Diane Renay

♪ White Horses/Claudine Longet

♪ (There'll Be Blue Birds Over) The White Cliffs Of Dover/Vera Lynn



◎リスナーからのお便り(墨田区のS.Yさん) 

『いつも楽しい番組、ありがとうございます。
ライブがもうすぐ始まりますが、人間ドック等の検診を受けられましたか。

私は年に1回の人間ドックに行き、年齡並みの数値ではあるものの、先生に怒られることもなく、無事に終えることができました。
特に内臓脂肪が少ないと言われて嬉しかったです。

これから1年維持しなければ、と思っています。
以上、嬉しくてペンを取りました。
達郎さんも体調管理に十分気をつけてツアーに臨んで下さい。』

達郎氏:

私も人間ドックに行きました。
おかげさまで、ほぼ・・
ほぼほぼ(笑)
であります(笑)

心置きなくツアーに臨めます。
今週から始まりますので・・
皆様、お待ち申し上げております。


◎エンディング 

達郎氏:

来週は、そういうわけでリクエスト特集でございます。

ここしばらくぶりですので、2ヶ月半分、膨大に溜まっておりますので。
ほんと、舐める程度しかありませんが。
来週はリクエスト特集でございます。

というわけでホワイトで棚からひとつかみ、最後はですね1988年、私が曲を提供いたしました14カラット・ソウル。
ニュージャージーのアカペラの黒人ボーカルグループですけども。

これ私も、自分でセルフカバーをしておりますけれども。
今日は14カラット・ソウルのオリジナルバージョンでお聴きを頂きます。

『ホワイトで棚からひとつかみ』
ご清聴ありがとうございました。


♪ ガール・イン・ホワイト/14カラット・ソウル

今週のオンエア曲

14:05 希望という名の光/山下達郎
14:11 ホワイト・ライズ/グリン
14:16 White Rabbit/Jefferson Airplane
14:20 Ride A White Swan/T.Rex
14:23 Rhapsody In White/Love Unlimited Orchestra
14:28 Sail On White Moon/Johnny Mathis
14:36 Little White Lies/Diane Renay
14:39 White Horses/Claudine Longet
14:42 (There'll Be Blue Birds Over) The White Cliffs Of Dover/Vera Lynn
14:47 ガール・イン・ホワイト/14カラット・ソウル

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DATE: CATEGORY:サンソン「追悼特集」
山下達郎さん サンデーソングブック 2017年3月5日『かまやつひろしさん追悼特集』


少しづつ暖かくなってきました。
先日、長崎市内上空を渡り鳥がV字で飛行しながら旋回していましたが、春らしい風景です。

今日のサンソン、かまやつひろしさんの追悼特集でした。
ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。


◎ 冒頭

達郎氏:

早いもので、もう3月に入りました。
えぇ、3月、最初の日曜日でございますが。

えぇ・・東京は、昼間はちょっと暖かいですけど、夜になるとドンと冷えるという。
温度差が非常に激しい。

相変わらず、雪がたくさんある地方もありますし。
今日の予報は「晴れ、曇」
そんな感じでございますが。

明日になると雨。
なかなか本格的に、春めいてきませんが。

ま、3月上旬ですから、こんなもんっすかね。
東京なんかは、3月下旬が非常に雪が多い季節でありますので。
春までは、もうちょっとという感じでございます。

私、3月18日から始まります全国ツアー、練習しております。
リハーサルやっております。

えぇ、毎度のことながらリハーサルの曲が多くてですね(笑)

曲を、「何をやるか」じゃなくて、「何を削るか」ってですね・・
またそれで、悩んでる今日このごろでございます。
おかげ様で、順調にリハーサルは進行しております。

もうすぐツアー始まりますので、お楽しみに。

今日は、そんなわけでですね、「リクエスト特集」をやろうと思っておったんですが。
皆様、ご承知のように、かまやつひろしさんがお亡くなりになりました。
3月1日、享年78才だそうでございます。

えぇ、日本の、そうしたロックの草分け。
スパイダースのメンバーとして活躍したあとに、ソロシンガーとして幾多の作品を出されて参りました。

我々の世代より上のミュージシャン、今、プロで、現役で活動しておりますミュージシャンは、おそらく一人残らず、かまやつさんのことを好きだと、申せると思います。

今日の番組は、そんなわけで、前半かまやつさんの作品を偲んでみようかなと思って、曲を聴いておりましたらですね・・・
もう、全部いっちゃおうと。

55分、今日は、かまやつひろしさんの追悼プログラムでお届けします。

でも、まぁ、いろいろなところで、かまやつさんくらいの方ですとね、追悼番組が色んなところでやってると思いますけれども。

まぁ、今の日本のメディアですとですね・・
「我が良き友よ」を代表として
「あの時君は若かった」

それから、まぁ、ちょっと裏側のところですと
「ゴロワーズを吸ったことがあるかい」
とか、そういうものだと思いますが。

かまやつさんって、非常にキャパシティの広い方ですので。
今日はサンデーソングブックらしく、ロッケンロールなかまやつひろしさんの作品を中心に、スパイダース、ソロ作品から選んで、お届けしたいと思います。

他の追悼番組とは、一味違った選曲で攻められればという形で、今日はお届けします。

日曜日の午後のひととき、今日は3月1日にお亡くなりになりました、かまやつひろしさんの追悼特集をお送りしたいと思います。

スパイダースの音源が最高の音質で、お聴きになれます。

その前に、自分の曲を1曲。
今、受験シーズンですので、そうしたおたよりが沢山頂いておりますが。
これも、そんな1枚。

富山県下新川郡のH.Hさん。
中学3年生。

『2月の21日から23日は、中学校最後の定期考査でした。
美術を勉強しようと思い、資料集をめくっていたら、なんと、あの『雨、蒸気、速度-グレート・ウェスタン鉄道』ウィリアム・ターナーを見つけました。

ターナーの汽罐車に登場する、その絵を見て、私はとても感動しました。
リクエスト「ターナーの汽罐車」をお願いします。

受験まで、あとわずかです。
頑張ります。
達郎さん、風邪をひかれぬようライブがんばってください。』

高校受験、なかなかたいへんですね。
あなたこそ、お風邪を召さないように、高校受験がんばって下さい。

山下達郎 1991年のアルバム「アルチザン」に収録されております。
もちろんベストアルバム「OPUS」にも入っております。
お馴染み「ターナーの汽罐車」

♪ ターナーの汽罐車/山下達郎


~ CM ~

♪ フリ・フリ/田辺昭知とザ・スパイダース

◎フリ・フリ/田辺昭知とザ・スパイダース 

達郎氏:

先日、3月1日にお亡くなりになりました、かまやつひろしさんの、今日は追悼の・・
今日は特に、ロックン・ロール系の曲を中心に、お届けしたいと思います。

かまやつひろしさんは、いわゆる一般メディアですと、スパイダースからソロになりまして、いわゆる日本のロック、歌謡曲、それから最近は、いわゆるフリーソウル系なんて言われる、そうしたレアグルーブ系でも人気がありますが。

パンクなロックン・ロールのですね、日本では、ほとんど草分けといっていい存在だと思います。

1964年にスパイダースの形がですね、我々の知ってる形での、7人組みのスパイダースの形が完成しまして。

記念すべきデビューシングルが1965年の、ただいまお聴きを頂きました「フリ・フリ」
これは、かまやつひろしさん、作詞作曲でございますが。

手拍子が、こう・・

♪♪♪ ♪♪♪

3つの手拍子、これでずっと行くという。
ブルース進行のロックン・ロールなんですが。

この時代は田辺昭知とザ・スパイダースという名義でクラウンレコードから発売されました。

ジャケット写真がですね、かまやつさんが作詞作曲なのに、かまやつさんが写ってないですね。
フォトセッションに遅刻してきたという、そういう有名な逸話がありますが。

ここからスパイダースの歴史がスタートすると同時に、かまやつさんの、そうしたロックン・ロールの独特のテイストがですね、随所に発揮されます。

大ヒット曲といいますと「夕陽が泣いている」とかですね、そういう浜口庫之助さんの作品もありますけれども。

かまやつさん、そうした歌謡系のヒット曲じゃないですね、ロックン・ロール系のアルバムの中の曲とかですね、そういうものが私たちは聴いて育ちまして。

中学生の頃ですけれども。
非常にやっぱり感銘を受けた世代でございます。

まだ日本のロックというものが黎明期でありまして。
いろいろな意味での、試行錯誤している時代にですね、かまやつさん、かなり突き抜けた活動をなさっておりました。


◎ヘイ・ボーイ/ザ・スパイダース

達郎氏:

1966年に発売されましたファーストアルバム、フィリップス・レーベルから発売されましたが、ここのアルバムに入っております、シングルカットにもなりました。
これも、かまやつさんの作品でございます。
「ヘイ・ボーイ」

♪ ヘイ・ボーイ/ザ・スパイダース

ザ・スパイダース、1966年アルバム「NO.1」から「ヘイ・ボーイ」
作詞のささきひろとさんは、スパイダースの作品、たくさん書いておられます。
「サマーガール」でありますとか「いつまでもどこまでも」

寺内タケシさんのバニーズ、「 レッツ・ゴー・シェイク」とか「愛のリメンバー」とか、あのへんも、ささきさんですね。

今聴くと、ほんとパンキッシュなサウンドをしております。
当時そういうのが、あんまりありませんでした。


◎中学1年生の記憶

達郎氏:

現在のテレビ朝日、昔の日本教育テレビNETですが、そこで65年にエキサイトショーというですね、ディスコティークのテレビ版みたいな番組やってます。
そこにスパイダースがレギュラーで「フリフリ」をですね、かまやつさんがボックスのギターを弾きまくって、アームを引っ張りまくってるのを、今でも鮮烈に・・

中学1年の時の記憶であります(笑)

私にとっての、かまやつひろしさんは、あの頃の中学校のスパイダースの記憶というのが、ほんとに鮮烈にあります。


◎ バン・バン・バン/ザ・スパイダース

達郎氏:


お次、4枚目のアルバムに飛びますが、1967年のアルバム「アルバム NO.4」に収められております。これもスパイダースの作品で、日本のスタンダードとなっております。
「バン・バン・バン」

先日、シングルバージョンをお聴きいただきましたので、今日はアルバムバージョンで。

♪ バン・バン・バン/ザ・スパイダース


◎演奏力のあるバンド

達郎氏:

ライブでも、たいへん演奏力のあるバンドでして、私、スパイダース何回もみたことがあります。
ジャズ喫茶で見ましたが。

田辺昭知さんのドラムス、加藤充さんのベース、大野克夫さんのオルガンとそれからスティールギター。
井上孝之さんのギター、それから、かまやつさんのギター。

このファイブ・リズムで・・

後に大野さんとか井上さんは、アレンジャーとしてもですね、大御所になっていきますが。
そこに、堺正章と井上順さんのボーカルが加わりましてですね、演奏はタイトなんですけどもMCはコミカルという。

そういうような、一世を風靡いたしました。


◎恋のドクター/ザ・スパイダース 

達郎氏:

1967年のシングルB面ですが。
「あの虹をつかもう」というシングルのB面。

これも、たいへん有名な曲です。
「恋のドクター」

♪ 恋のドクター/ザ・スパイダース 


作詞作曲、かまやつひろしさんでございます。

この頃のロックン・ロールソングですと、恋煩いの歌というのが、たくさんありまして。
たとえば、ラスカルズの「グッド・ラヴィン」とかですね。
内容的には、非常にそれに似ておりますが。

そういうの、多分聴いてですねインスパイアされて、それを日本語でやろうと(笑)

堺正章さん、この方歌上手なんですよね。
堺正章さんのコミカルな部分が十分に発揮されますが。



◎夢のDC8/ザ・スパイダース 

達郎氏:

1967年に出ましたアルバム、JALがですね世界一周路線を開設した記念として発売されました「ゴー!スパイダース、フライ!サベージ」

スパイダースとサベージが、A面、B面分割して担当しているという。
「太陽の翼」というヒット曲が生まれましたが。
このアルバムに入っております「夢のDC8」という。
これ、かまやつひろしさんがリードボーカルとってる曲ですけども、DC8は当時のジェット機でございます。

一番人気のあった世界路線のダグラスDC8。
私、乗ったことありません。
乗ってみたかったです。

♪ 夢のDC8/ザ・スパイダース

途中でホリーズの「I can't let go」になってしまうというですね!
かまやつさんらしい一曲でございます(笑)
ファルセットも。


~ CM ~

◎来週 

達郎氏:

ほんとはですね、テイチク時代、スパイダース以前はロカビリーシンガーとして活躍されておりました。

それも、かけようと思ったんですけど、1週間じゃとても(笑)
ですので、いわゆるパンキッシュなロックン・ロールに特化してですね。

作家、かまやつひろしさんの側面を追ってみようという。
とにかく多方面な、ものすごくバーサタイルなですね、活動をしていらっしゃった方ですので。

歌謡曲面からみたら、また出るでしょうし、それこそ吉田拓郎さんの最大のヒット「我が良き友よ」みたいなフォーク系から見てた、あれもあるでしょうけれども。

今日はほんとに、そうしたロッケンロールのですね、かまやつひろしさんをお届けしております。

来週なんですが、3月12日。
来週がホワイトデーになります。

バレンタインの特集ってやった事がありますけれども、今までホワイトデーに絡んだことは1回もやったことがないので。

ひとつ「ホワイトで棚からひとつかみ」
くだらないっすね、ほんとに(笑)
いいいんです・・えぇ(笑)

その間に、一所懸命リハーサルやっております。

それが終わりましたら、いよいよツアーが始まりますので。
ツアーが始まりますと、もう始めのひと月くらいは、それで頭が一杯なので。
皆様のリクエストに助けられていきます。

リクエスト特集と棚つかで・・
引き続き、リクエスト、お便り、たくさんお待ち申し上げております。

〒102-8080
東京FM『山下達郎サンデーソングブック』の係



◎WE LOVE RADIO!~山下達郎・星野源のラジオ放談

達郎氏:

この度ですね、日本民間放送連盟、民放連からご指名頂きまして。
ラジオを広くアピースする特別番組というのをお引き受けしました。

先日、収録終えました。

日本の民放のラジオが全国で101局あるそうです。
その101局が、すべて合同で同日に特別番組を企画することになりました。

3月20日 春分の日に放送でございます。
題して『WE LOVE RADIO!~山下達郎・星野源のラジオ放談』

私と、星野源さんが二人で対談しながら進行する番組です。
進行役はマンボウやしろさんにお願いしまして、3人でワイワイガヤガヤやっております。

星野源さん、初対面でありますけれども、とっても良い方で。
完全に親子なんですけど(笑)

彼もラジオがほんとに好きな方でですね、現在オールナイトニッポン担当されておりますし。
ラジオに対する思いというのがですね、とっても共通するものがたくさんあって。
非常に充実した番組作ることができました。

番組は、私と星野源さんとの対談を中心に、星野さんと私、それぞれ1曲づつ、番組用にスペシャルライブも行っております。

3月20日 春分の日 月曜日
この日の夜7時以後、民放ラジオ101局から一斉放送されます。

大部分の放送局は7時ですけれども、各放送局で時間が異なるところもございますので。
特設サイトがあります。
特設サイトからお聴きの放送局の放送時間、ご確認ください。


◎君なき世界/ザ・ビーバーズ

達郎氏:

今日、このサンソンでかまやつひろしさんの番組やりますので、いろいろ調べておりましたらですね、かまやつさん、人に色々作品を提供しているんですけども。
ビーバーズというグループサウンズがございました。

私、ビーバーズ大ファンで、ビーバーズほんとに沢山、何回も、一番見たGSのひとつなんですけども。

ビーバーズのセカンドヒットに「君なき世界」ってのがあるんですけども。
これがなんとですね、かまやつさんの作品だということが、全然知らなかった!

やっぱり、リアルタイムに聴いていると、判んないです、そういうこと。

で、ペンネームで「醐樹 弦」というペンネームで作詞作曲で提供した曲だと。
これが一番ビーバーズの中でですね、人気のある曲でも、ありました。
ちょっとサイケな感じですけれども。

ビーバーズは後のトランザムのメンバーになります。
石間秀樹さんがリードギターです。
7色のギターといわれた、たいへんに魅力的な音色を持ったギターを聴かせてくれます。

この曲も、そんな代表曲です。

♪ 君なき世界/ザ・ビーバーズ

ビーバーズのリードボーカルが二人いまして、成田賢さん、早瀬雅男さんとダブルボーカルです。

♪ そんな~ そんな~

全部、空で歌えますね(笑)

これが、かまやつさんの曲だとは知らなかった!
勉強不足です。


◎エレクトリックおばあちゃん/ザ・スパイダース

達郎氏:

スパイダースのロックン・ロール路線、いろんなトライをします。
そんな中で、これも有名な曲ですが。

1970年
末期の、解散前のですねシングルでございます。
人気曲、これも堺正章さんのキャラクターがよく出てる1曲。

♪ エレクトリックおばあちゃん/ザ・スパイダース


明らかにジャン&ディーンの「パサディナのおばあちゃん」からインスパイアされておりますが。

今の時点で、こういうの聴きますとですね、例えばツイッターなんかでですね「これは何のパクリだ」とかですね、そうやってあげつらう人がいますけれども。

時代的にまだ十分洋楽の情報が入ってきてない時代ですので、こうした日本のバンドはこういう試行錯誤などで・・やっておりますのでですね。
一概に、そういう言い方をするのは適切ではないと、いうような事を私はずっと言ってきましたが。

むしろこうしたトライをする人が、ほとんどいなかったという。
そういう時代でございます。
歌謡曲全盛ですから、まだ。

そんな中で、かまやつさん、果敢にそういうことに、やっぱりトライをして生きた・・
特にスパイダース時代はそういう歴史だと考えられます。


◎ボブ・ディランは今、何を考えているか? (What Happening Mr.Dylan)/かまやつひろし

達郎氏:

ソロ作品に関しては、特に90年代あたりからですね、レアグルーブ的な視点から、例えば「ゴロワーズ・・・」とか、そういうものが再評価されておりますけど。

そうした実験的なことっていうのは、すごくなさった方で。
そんな中で、かなり凄いヤツが・・・

1979年、トリオのアルバムですね。
『スタジオ・ムッシュ』というのがありますが。
これに入っております「ボブ・ディランは今、何を考えているか? 」という。

内田裕也さんのカバーなんかもありますけども。
これはいかにも、これも作詞かまやつひろしさんですけど・・
いかにも、かまやつさんらしい、高度成長期の、いわゆるなんて言いましょうかですねスノビッシュな感じが、良く出た1曲です。

♪ ボブ・ディランは今、何を考えているか? (What Happening Mr.Dylan)/かまやつひろし

最後の、訳のわかんない、あれタモリさんですね。
過激な・・あれでございます。



◎ エンディング 

達郎氏:

というわけで、今日は、かまやつひろしさんの特集ですが。
極一面からの特集でございます。

他の人がなさったら、全然違う特集になると思いますが。

いずれにしましても、誰からも愛された方でありました。
私も二人きりでお酒、飲んだこと、何回かございますし。

スパイダースの時代の高度成長期、その時代の文化人、芸能人っていうのは、例えば俳優の二世とかですね、堺正章みたいな方とかですね。

あとは、いいとこの坊っちゃん・・
そういうような集団ってのがありまして。
今よりも、そういう意味では文化的な階級格差が大きかったような気がします。

そんな中で、かまやつひろしさんは、一種、ファッションリーダーと言いましょうかですね。
オピニオンリーダの役割も担ってこられました。

ほんとに、老若男女、全てのミュージシャンから愛されて生きた方でございました。
心よりご冥福をお祈り申し上げます。


私、個人的に仕事の面で、かまやつさんと仕事したことがほとんどありません。
むしろ飲み屋とか・・ばかっりだった(笑)
そんな中でですね、1975年のかまやつさんの「あゝ!我が良き友よ」
大ヒット曲「我が良き友よ」が入ってるアルバムですが。

そこに大瀧詠一さんが1曲提供しております。
「お先にどうぞ」という。
これ、私、コーラス担当しております。

これが、かまやつさんとは具体的に仕事した、ただひとつのものでございます(笑)
今日はそれを最後にお聴きを頂きたいと思いますが。

よく考えてみますと、かまやつひろしさんと大瀧詠一さんって、非常に音楽的なベクトルがですね、全然違うんですけども、ある意味すごく似通った、そういうテイストって言いましょうかですね。

いい意味での雑食性と言いましょうか。
バーサタイルな、いろいろなところに、こう目配りをする、そういう感覚が研ぎ澄まされた点で、非常に大瀧さんと、話しが似たところがあったり、そういう気がいたします。

今日もこうやって聴いて、そういう感がすごく致しました。

そういうわけで、かまやつひろしさん、1975年のアルバム「あゝ!我が良き友よ」から「お先にどうぞ」


♪ お先にどうぞ/かまやつひろし


今週のオンエア曲

14:04 ターナーの汽罐車/山下達郎
14:09 フリ・フリ/田辺昭知とザ・スパイダース
14:15 ヘイ・ボーイ/ザ・スパイダース
14:17 バン・バン・バン/ザ・スパイダース
14:21 恋のドクター/ザ・スパイダース
14:24 夢のDC8/ザ・スパイダース
14:33 君なき世界/ザ・ビーバーズ
14:36 エレクトリックおばあちゃん/ザ・スパイダース
14:40 ボブ・ディランは今、何を考えているか? (What Happening Mr.Dylan)/かまやつひろし
14:47 お先にどうぞ/かまやつひろし







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