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音楽を聴いたり、そして達郎さんのコピー・バンドでライブ演奏したり・・・・
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DATE: CATEGORY:サンソン「追悼特集」
山下達郎さん サンデーソングブック 2012年11月04日『佐藤博さん追悼特集Part 1』

長崎は本日、日曜日の午後は雨。
朝夕の気温がグッと下がり、めっきり秋めいてきました。

さて今日のサンソン、佐藤博さんの偉業を達郎さんの想い出とともに紹介して頂きました。
達郎さんに「神ワザ」と言わしめるピアノ演奏。
今日のオンエアを聴いてあらためて、その素晴らしさを感じました。

来週も佐藤博さんの追悼特集。
このブログ更新は週の中ごろになりそうです。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。


◎ 冒頭

達郎氏:

早いものでございまして11月に入りました。

文化の日、昨日は文化の日で今日は日曜日で連休でございます。
だいぶ涼しくなって参りました。

秋の気配、ムンムンでございます。

いきなりドーンと気温が下がったりしますので、まわりがゴホゴホ言い始めております。
風邪が流行っております。
風邪には皆さん、お気を付け下さい。

私、しばらくお休みでしたけれども、また今週あたりから、そろそろスタジオに復帰でございます。
竹内まりやさんの新曲のレコーディングがそろそろ始まりますが・・・
シャバ出ておりましたので、またスタジオに戻る御籠りだと、体が調子が戻るまで時間がかかりますが。
また仕事に復帰という感じでございますが。

番組の方は、先週申し上げましたように佐藤博さん、キーボード・プレイヤーであります、作曲家、編曲家、マルチな才能を持ったミュージシャン。

先日10月26日に、ほんとに急逝を致しました。
亨年65歳。

私は佐藤博さん、1970年代の中ごろから自分のソロの作品、それから竹内まりやさんの作品、ほか自分のレコーディングでですね、数多くレコーディングを付き合って頂きました。

私にとって、というよりは戦後日本を代表するキーボード・プレイヤーの一人だと思います。
私の最も敬愛するキーボード・プレイヤーの一人でありました・・・

ので、今日は佐藤博さんの追悼特集をしたいと思います。

私のカタログと、それから竹内まりやさんのカタログで55分、あっという間に過ぎてしまいます。
ので、今週、来週の2週間やろうかなと思っております。

私と竹内まりやさんの作品だけだと、もったいないのでですね。
佐藤君の色々な仕事を偲んで、2週間、佐藤博さんの追悼特集をお届けしたいと思っております。

えぇ、ほんとに想い出がたくさんありますので、想い出と絡めて。
佐藤博さんの追悼特集、お送りすると申し上げましたら、たくさん、たくさんリクエストカードを頂きましたが。
リクエストカードご紹介するのもアレなんですが、今日はですね、そうした一曲、一曲の想い出を語らして頂きながら、佐藤君の名プレイを聴きながら偉業を偲んでみたいと思っております。

山下達郎サンデーソングブック、今日の日曜の午後のひと時は名キーボード・プレイヤー佐藤博さんの追悼特集でございます。

今日はその第1週目でございまして、私のソロアルバムの中から、それから竹内まりやさの作品の中から、彼の代表的なキーボード・プレイをお楽しみ頂きたいと思います。


◎ LOVE SPACE 

達郎氏:

まずは1977年の私のアルバム「SPACY]に入っております。
一曲目に入っております「LOVE SPACE」。

たくさん頂いておりますが(笑)

福岡県久留米市はH.Sさん。
『達郎さんはすべてのアルバムに楽曲参加ミュージシャンを掲載されてありますが、あらためて見返してみますと佐藤氏が参加された曲が多いので驚かされます。』

川崎市のI.Yさん。
『今回のサンデーソングブックは佐藤博さんの追悼ということで、さっそく達郎さんのLOVE SPACEをリクエストしたいと思います。
冒頭の佐藤さんのピアノ、それに続く村上ポンタさんのタム、そして細野晴臣さんのベース。
何度聴いてもゾクゾクっとします。
あと、4分10秒過ぎに聴こえるポンタさんのタタッというスネアも最高です。』

ふふふ(笑)
音楽好きな方のお便りでございます。

私の77年のセカンドソロアルバムの一曲目を飾ります。
今回のベストアルバムOPUSにももちろん収録されております。

佐藤博さんのピアノで始まる LOVE SPACE

♪ LOVE SPACE /山下達郎

~ CM ~

♪ 元気を出して /竹内まりや

達郎氏:

というわけで今日はキーボード・プレイヤーの佐藤博さん、まだお亡くなりになって10日あまりでありまして、その追悼特集・・・お届けしようと思います。

私は、ソロデビューで35周年でOPUSというベストアルバム、今年出しましたが、私のソロ、全キャリアの中で、私はほんとにキーボード・プレイヤーに恵まれました。

この35年、自分のレコーディングでお願いしたキーボード・プレイヤーは4人しかいません。

坂本龍一さん、難波弘之さんと中西康晴さん、そして佐藤博さん。
この4人だけです。

ドラムはちょっと多くて6人ぐらいいますが、ベース、キーボード、ギターはですね全部4人です。

ほんとにそういう意味では、特にキーボードはですね、選りすぐりで誰一人とて、みんな上手い人なんですが、佐藤博さんは特に非常にユニークなキャリアでありまして。

二十歳を過ぎてからピアノを始めたという、ユニークな持ち味の人であります。

もともとブルース・ベイシックが凄く得意な人でしたが、その後16ビートのAOR、フュージョン系、そうしたものもアレですが。

今お聴きを頂きました竹内まりやさんの87年のアルバム「REQUEST」に収めれております「元気を出して」。
こうした割とウェスト・コーストっぽい曲でもですね、十分に持ち味を発揮してくれます。

なにしろそのキーボードのアイデアの素晴らしさと言いますとですね、今日、冒頭にお聴きを頂きましたLOVESPACEの途中のピアノのグリスのセンスとかですね、あとイントロのちょっとピックアップでイントロが入りますが、あれは本番でいきなり弾き始めたものであります。

「元気を出して」は頭の4小節、キーボードが弾きませんでですね。
生ギターがイントロ始まってベース、ドラムが入ってもキーボードが出てこないんです(笑)

4小節目のところから、いきなり入って来るという。
あれは完全に佐藤君のアイデアで、そういうところのアイデア満載の人でありました。

ほんとうにお世話になりました。
佐藤君のピアノが無ければ私の作品、生まれてない曲が何曲もあります。


そういう訳で、竹内まりやさんの「元気を出して」
お聴きを頂きました。

これは、ドラム、ベース、ピアノ、アコースティック・ピアノそしてギターという基本的には4ピースでレコーディングされたものであります。

私のアレンジの中でも薄い音なんですが、佐藤君のピアノ一台で何も要らない、そういう演奏であります。

◎リスナーからのお便り(埼玉県富士見市のC.Iさん) 

『佐藤さんの訃報を新聞で見た時には、私も驚きました。
私が大学生の頃、20年以上前、まりやさんの「元気を出して」がとても大好きで、約半年間、毎日1回は必ず聴いていた時期がありました。

この曲を聴くたびに、ピアノだけ遅れて演奏始めてるのにも関わらず、全く違和感がないのは何故だろうと、その不思議なピアノの魅力に引き込まれていました』

達郎氏:

そういうことです。


◎ あまく危険な香り /山下達郎 

達郎氏:

続きまして1982年の私のシングルオンリーだった作品ですが、今回のオールタイムベストアルバムOPUSにももちろん入っております。

これも佐藤君のちょっとしたですね、エレピのフレーズが非常に光ってる名演であります。


♪ あまく危険な香り /山下達郎


こうした白たん、ポンとやってもですね、立つんですよ。
スッと抜けていくんですよ。
こういうとこの、積みのうまさと言いましょうかですね。

とにかく55分じゃ、あっという間なので。
2週間やることにしました。
ので、割とスロースタートで、来週に向けていってみたいと思います。

今日、佐藤博さん追悼特集やるにあたりまして沢山お便り頂いているんですが、今日頂いたお便りを見ますと、皆さん、そうしたピアノの細かいニュアンスとか、そういう事に対するお話が沢山書かれてあります。

昨今のいわゆるカラオケ・パーティー・ミュージックとは全然違う、昔の70年代、80年代の音楽を聴いてきた方々のですね、音、一つ一つの粒出しとか、繊細さとか、そういう事に対する感想というのが、ほんとに沢山ありまして。

ご紹介したいのはヤマヤマなんですが、喋ってるとあっという間に時間が経ってしまいますので(笑)
ゆっくり、また来週にでもいってみたいと思います。

◎ そもそも 

達郎氏:

そもそも、佐藤博さんのピアノをですね最初に見たのは、まだシュガーベイブやってる時でありまして。

シュガーベイブのライブをやっている時に新宿にサムライというですね、新宿ピット・インの表側ですが、新宿通りに面した小さなライブハウスがありまして。

そこでライブをやる時にオリジナル・ザ・ディランというユニットなんですが大阪からやって参りましてですね
ドラムが林敏明さん、ベースが田中章弘さん、そしてギターが石田長生さんでキーボードが佐藤博さんで。

この4リズムに色んなシンガーが乱入するんですね。

西岡恭蔵さんから始まりましてウェストロードのホトケさんとかですね、入道さん、上田正樹さん。
そうしたシンガーの乱入場所としてのセッション・・
それがオリジナル・ザ・ディランと・・

それでディラン・セカンドの大塚まさじさん、そうした方々がセッションするんですが、その時の4リズムの演奏というのがですね、今まで私たちが東京のバンドとかやってる人間にとっては非常にショッキングなほど上手かったんです(笑)

その晩は一晩眠れませんでした。

特にキーボードの佐藤君とギターの石田長生さんのプレイというのが、日本人にはそういう事が恐らく出来ないだろうと、我々は初めからあきらめていたような事が、たとえばダニー・ハザウェイ風の、そういうようなものを簡単に、いとも簡単にやってるんですよ(笑)

それが物凄くショックでですね、同じような事を難波弘之さんも金子マリ&バックスバニーの時に、やはり佐藤さんのピアノとかですね、当時の大阪ブルース、関西ブルースのシーンでのピアニスト中西康晴さんとか、チャールズ清水さんとかですね、そういう人たちのプレイを見て、やっぱり同じようにショックを受けたんですね。

よく、僕、難波君と二人で今でも話すんですが。

そうしたところで、物凄くインパクトがあったピアニストだったので。
その後ティン・パン・アレイのファースト&ラストコンサートにキーボード・プレイヤーとして参加したり。

あとは鈴木茂さんのハックルバックというバンド、まさにオリジナル・ザ・ディランのリズムセクションと一緒にハックルバックを結成されたんですが、そういうのを見てる中でですね、自分がソロになったら是非、佐藤君にキーボードを頼もうと思って、1977年のセカンドアルバムSPACYというアルバムで、それが実現しました。

一番最初のセッションがLOVESPACEという曲であります。

◎ MONDAY BLUE 

達郎氏:

私にとって一番想い出に残っている一曲は1978年「GOAHEAD」というアルバムの中に入ってる「MONDAY BLUE 」という一曲であります。

これは村上ポンタさんと岡沢章さんと松木恒秀さんと佐藤博さんの4リズムの演奏であります。

1978年の夏のレコーディングでありますけれども。
この佐藤君のプレイというのが超絶を通り越しまして、神ががってるというですね。

今聴いても、あとにも先にも、こんなテイクは自分の中でもありませんでですね。
そういう想い出と共にあります。

私が25で佐藤君がちょうど30歳になったころであります。
ほかのメンバーは松木さんが30歳、村上ポンタさんと岡沢章さんは26歳という・・・

ま、それにしては随分老成した演奏だなと思いますが。

メンバーを選んでスタジオミュージシャンが音楽を作る時代でしたので、どういうメンバー選んで、どういう曲をやろうかという、一生懸命考えてた時代なんですけど。

そういう時代の一つの、演奏の成果としての録音が残ってるという、大変ありがたいアレですが。

これ、ベストアルバムには余り長くてですね7分10秒ありますので入れることができませんでしたけれども。
佐藤さんと言えば、自分にとってはこの曲が・・・
1978年のアルバム「GOAHEAD]から「MONDAY BLUE 」


♪ MONDAY BLUE /山下達郎


レコーディングを始めた時は、ドラム、ベース、エレクトリック・ピアノそしてエレクトリック・ギターという4人で始めましたが、完全に佐藤君の独壇場であります。

それにアコースティック・ピアノをかぶせまして。

これリハーサルやったわけじゃありません。
当日のスタジオで譜面を渡して演奏を始めて2テイク、3テイクでここまで行きました。

ですので佐藤君はエレピを弾いていた時点からアコースティック・ピアノの段取りを全部考えてですね、やってたという事になります(笑)

そのアコースティック・ピアノのダビングで、他のメンバーみんなスタジオのブースでですね・・・
そのコーダ近くのグリスダウンがジャーンとやって、シーンとしてですね。

皆でハーッって溜息ついたのを覚えてますけどね(笑)

素晴らしい演奏であります。


~ CM ~

◎来週は 

達郎氏:

曲が長いので、あっという間です。
6曲かかりませんね、今日(笑)

なので来週も引き続き。
今週は私の作品、それから竹内まりやさんの作品でお届けしてますが、来週は佐藤博さんのソロ作品、そういうものもご紹介出来ればなって思っております。

いわゆる天才肌のミュージシャンですので、だんだんやっぱり一人でマルチで作品を作るということに没頭するようになりますのでですね。

そうしたような、ところから出てきた作品もご紹介したいなと思っております。


◎FMぐんまでサンデーソングブックをお聴きの皆さん 

達郎氏:

来週の11日なんですが、FMぐんまでサンデーソングブックをお聴きの皆さんにお知らせです。
来週の11月11日は、この時間はJリーグ、J2のザスパ草津のホームゲームの実況中継を行うことになりましたので、サンデーソングブックは夜の7時からの放送となります。

FMぐんまの皆さん、セイムタイムでありませんので、何卒ご了承頂くとともにお気を付け下さい。


◎リスナーからのお便り(千葉市のY.Mさん) 

『LOVESPACEは初めから佐藤さんのピアノを想定されて曲を作られたのですか』

達郎氏:

質問を頂きましたが、正確にはですね村上ポンタさん、細野さん、松木恒秀さん、佐藤博さんの4人のリズムセクションで演奏される曲というのを想定して作りました。

LOVESPACEに関してはそうですが、MONDAY BLUE はもう完全に佐藤君がこれやったらどうなるかって(笑)
そういうこう目論見ですね。


◎RAINY DAY /山下達郎 

達郎氏:

そのあとから、もうどんどん、どんどん味占めてですね、これ佐藤君にやってもらったらどうなるか、これ佐藤君にが弾いたらどうなるかって、どんどん出てきましてですね。

それがライドオンタイムあたりから、どんどん続くわけでありますが。

私がとっても気に入ってるテイクの一つに1980年の、ライドオンタイムのアルバムの中に入ってるRAINY DAY という曲があります。

もともとは吉田美奈子さんに書いた曲なんですが、それを一種のセルフカバーになりますが。

この時は佐藤君は、ちょうどロサンジェルスに行っておりまして、色々な人とセッションを繰り返してやってたとこなんですが。

なかなか日本へ帰ってこなかったんですが、フラッと一週間帰ってきたことがあって、そこん時が丁度ライドオンタイムのアルバムのレコーディング時期でしたので、そこで捕まえてRAINY DAYとそれから「雲のゆくえに」という2曲、レコーディングしまして、めでたくライドンオンタイムのアルバムに収録しました。

この曲は、青山純ドラム、ベース伊藤広規で、私のギターで4人でまずはレコーディングしたんですが。

これは完全に佐藤君の独壇場で、イントロのピアノのフレーズから何から、とにかくあの人は勝手に思いついたまんまに弾きまくって、私はそれのメロディのリフとかですね、そういうのに合わせて後からアレンジを決めるというですね。

そのくらいの存在感になっております。

♪ RAINY DAY /山下達郎



◎ エンディング 

この続きは、また来週。

佐藤博さん追悼特集。
いろいろな追悼のやり方がありますが、私もミュージシャン、佐藤君もミュージシャンなので、こういう具合に自分と関わった、本当の意味でのですね、自分の作品の中で佐藤君が弾いてもらっている、こうした作品、いろいろなセッションのですね、そうした想い出を語る事が故人にとっての最大の供養だと、私は思いますので。

また来週も佐藤博さん追悼特集パート2で引き続き自分の作品、それから来週は他の人の作品、佐藤君自身のソロ作品、そういうようなものもご紹介できればなと思っております。

今日の最後はですね、これが今のところ僕と佐藤博さんの最後の仕事になりました。

竹内まりやさん、2007年に出しましたシングル、アルバム「デニム」にも収められております。
これも佐藤君の非常に印象的なピアノのフレーズで始まる曲でございます。

もう独壇場です(笑)

♪ 明日のない恋 /竹内まりや


今週のオンエア曲

14:05 LOVE SPACE /山下達郎
14:09 元気を出して /竹内まりや
14:16 あまく危険な香り /山下達郎
14:24 MONDAY BLUE /山下達郎
14:36 RAINY DAY /山下達郎
14:43 明日のない恋 /竹内まりや






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