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DATE: CATEGORY:サンソン「追悼特集」
山下達郎さん サンデーソングブック 2013年06月02日『アラン・オデイ追悼特集 Part-1』


長崎は梅雨らしい天気。
曇りかとおもえば、シトシトと雨。

今日のサンソン、アラン・オデイ追悼特集。
外国人による達郎さんのカバー曲に参加しているミュージシャンの名前を聞くだけで、嬉しくなってしまいました。当時の素晴らしいスタジオミュージシャンばかりですね。

ということで、このブログでは山下達郎さんのサンデーソングブックのほんの一部をテキスト化しています。
誤字脱字は、ご容赦くださいませ。

◎ 冒頭

達郎氏:

6月に入りました。
早いものでございます。
もう6月です。

今日は、私、番組、前倒しでございます(笑)

前倒しですと、お天気とか申し上げられませんが。
ちょっと5月から6月は鬼のような忙しさでございます。

また次の曲の曲書きに入って行きますので。
今月の下旬まで、また一曲あげなければ、なりません。
お籠りがまた始まります。

曲書いてお籠り。
スタジオでお籠り。
詩書いてお籠り。
ミックスでお籠り。
マスタリングでお籠り・・・

なんでもお籠りでございますが。

番組の方は頑張ってやりたいと思っておりますが。
先週も申し上げましたが、私の英語の詩・・・
私、英語の曲をずいぶん、たくさん歌っておりますが、ほとんど、その英語の詩はですね、アラン・オデイという、アメリカのシンガーソングライターに作詞を依頼して三十数年やって参りました。

アラン・オデイ。
カリフォルニア生まれの、私の英語のパートナーが先日亡くなりました。
亨年72歳でございます。

1940年10月3日生まれで、私とちょうど一まわり違う人なんですが。

突然の訃報でありまして・・・
非常に衝撃を受けております。

何と申しましても、彼に英語をずーっと・・作詞を依頼しておりましたので。
彼以外でもう、ここ二十数年間やったことがありません。

その上に、彼は非常に私と気が合う人でですね・・
私の歌詞の、こう歌いたいという、そういうような世界を非常に的確に実現して、表現してもらっておりましたので。

これからも英語の詩の新曲は作れないのかなと、そういうような事も考えて・・・

今日はアラン・オデイの追悼特集をさせて頂きます。

今まで番組で追悼特集をたくさんしましたが、ほんとの意味での身内というのは生まれて初めてでございましてございましてですね。

えぇ・・たいへん残念なんですが。

ほんとはアラン・オデイのソングライター、あるいはシンガーソングライターとしての軌跡を先にやるべきなんでしょうが、身内なのでアランと僕の作品の歴史というものをですね、たどりつつ彼を追悼する方が本筋だと思います。

今日は、追悼特集のパート1で、今週、来週2週間かけまして、山下達郎とアラン・オデイのコラボレーションの作品の数々・・・

私が歌ってる作品、それから人のために作った作品、いろいろな形がありますが、いろいろな音源をお聴き頂きつつアラン・オデイの業績を偲びたいと思っております。

それが済みましたらアラン・オデイのアメリカでの、いろいろな作品、ご紹介できればと思っておりますが、とりあえず今週、来週は私とアランの作品でお聴きを頂きたいと思っております。


もともと1980年ぐらいからアランとは仕事を始めました。

英語の詩というのがですね、かなりアランと上手く行きましたので1984年にアラン・オデイに来日してもらいましてですね、一カ月ほど滞在してもらいまして作詞を頼みまして。

それで出来あがったアルバムが1984年のビッグ・ウェーブというアルバムであります。
サーフィン映画のサウンドトラックとして作られましたが、今は独立した作品として皆様に楽しんで頂いております。

まずはそのビッグ・ウェーブの冒頭に入ってる、ビッグ・ウェーブのテーマ。
この曲をお聴きを頂きたいと思います。

アランと、そうした作詞の話をしていながらですね、彼もカリフォルニアの人間なのでサーフィンというスポーツを知っておりますが。

サーフィンというスポーツは非常に孤独なスポーツじゃないか・・・
海の上で、こう一人で波を待ってる、それは社会生活不適応だったり、人とコミュニケーションがとりにくかったり、そういう人たちが波の上で一人で波を待っている時が一番、彼にとってのようするに真実の時間なんじゃないかと・・・・

そういうような事をディスカッションしましたら、その僕の投げかけたテーマに非常に彼も興味を持ちまして、それでアランが書いてきたのが、この「THE THEME FROM BIG WAVE」の歌詞であります。

1984年のビック・ウェーブから。


♪ THE THEME FROM BIG WAVE /山下達郎

~ CM ~

♪ Every Night /竹内まりや


◎もともとアラン・オデイは・・ 

達郎氏:


そういうわけで今日は、私の英語作詞のパートナーでありますアラン・オデイ・・・
アメリカのソングライターそしてシンガーソングライターでございますが。

先日5月17日に72歳で亡くなりました。

長い事一緒にやってきた人なので、今日はアラン・オデイの追悼特集。
そして来週も追悼特集。

アラン・オデイはアメリカではたいへん有名なソングライターそしてシンガーソングライターですので、彼のアメリカでの本来の実績、そういうものをご紹介する方が筋なんですが。

私はアランとは三十年以上のパートナーでございますので、まずは私とアラン・オデイのコラボレーションの作品を、今週来週、2週間お聴きを頂いて、そっちの方が追悼特集としては日本では価値のああるものだと思います。

もともとアラン・オデイは長年の私のビジネスパートナーであります、小杉 理宇造という私の昔のディレクター、エグゼクティブ・プロデューサー、彼の関係であります。

彼が音楽出版社にいる時に、なんと南沙織のレコーディングでですね、LAへ行った時にアランが・・・
たぶんコーラスか、曲かで・・・来た、その時仲が良くなりまして。

36年前の話だそうです。

それで、僕のディレクターやっていたので、僕が英語の詩を・・なんかこう、まあ海外進出とまではいきませんが、英語の詩を・・・

もともと洋楽指向でしたので、そうした詩をですね作って曲を書きたいと言ったら、アランに声をかけましてですね。
そしたらアランが詩を何篇か送ってきてくれました。

一番最初は、その詩に曲をつける形で始まりました。

一番最初に世に出た曲が、今お聴きを頂きました「Every Night 」
竹内まりや、1980年のアルバム「Miss M」に収録された、これが僕とアランの最初の世に出た作品です。

この曲は従って、詩先です。

曲はあとからつけたもので、これは別にまりやのために書いた曲じゃないんですけど、まりやが丁度ロスでレコーディング行くので、曲を探していたので、僕が"この曲どうだ?"と言ったら、この曲が採用されました。

David Foster 、Jay Graydon、Jeff Porcaro
David Hungate、Steve Lukathe

エア・プレイでございますね。
このメンツで。

アラン・オデイがコーラス隊として参加しておりまして、コーラス実際にやっております。

最近の、私のベストアルバム、OPUSのボーナスディスクで、これのセルフカバー・バージョン・・
未完成ですけど、これが入っております。


◎YOUR EYES /山下達郎 

達郎氏:

で、上手くいったので1981年に彼に本格的に作詞をお願いしようということで。

当時はネットなんてありませんでしたから、カセットにデモテープ入れまして、ララ・メロで。
向こうへ空輸で送りまして、そしてまた郵便で帰って。
それが素晴らしい詩がついておりました。

それが1982年1月に発売されましたアルバム「FOR YOU」に入っております、皆様お馴染のこの曲です。

♪ YOUR EYES /山下達郎


◎ビッグ・ウェーブ 

達郎氏:

これがすごく上手くいったので・・・
じゃあもうちょっと、一歩進んでですね、英語のアルバム作ってみようかと。

そういうような事を考えておりました矢先にですね、1983年のことですが・・・
サーフィン映画のサウンド・トラックをやらないかと。

当時のサウンド・トラックですから、そうした曲集といいましょうか、いろいろと曲を散りばめてサウンド・トラックを作ろうという、そういうことになりまして。

全部英語の詩だったら、半分オリジナルにして半分ビーチボーイズのカバーやろうという企画になりました。
これがビッグ・ウェーブという映画のサウンド・トラックとして発売されるものですが。

じゃ、アラン・オデイに全面的にオリジナルは詩を頼もうじゃないかと。
それまで出ておりました、例えば「悲しみのジョディ」に英語を付けたジョディとか、そういうようなものがありますが、純粋に新曲に詩を付けてもらおうと。

それが今日、一番最初にお聴きを頂きましたビッグウェーブのテーマを初め、何曲かあるんですが。

そのためにはですね、そうしたカセットでデモテープをやり取りして郵便でやったら間に合わないので。
じゃアランに日本へ来てもらうという。

ひと月ほど日本に滞在して、その中で曲を渡して詩を書いて、ディスカッションをして、やるという。

それまでですね、日本では英語の詩を歌うというのは、だいたい日本に在住してるアメリカ人もしくはイギリス人が詩を担当するという。

従いまして、ま、そのどれくらいのプロフェッショナルなのか、よくわからない。

そいうの、あんまり好きじゃなかったので。
どうせお願いするなら、ほんとの意味でちゃんとした仕事してる・・・
変な言い方ですけれども。

アメリカでちゃんと実績のある作詞、英語詩を書く人、というのが望みだったんですけど、なかなか当時、そういう具合に上手い事スムーズにいきませんでして。

あくまで、ですからアラン・オデイと僕の仕事始めは個人的なコネですね、ようするに(笑)
個人的な人間関係で始まったという。

とっても幸運でした。

それで1983年の後半に、アランに日本に来てもらいまして、何曲か作りまして。
ビッグ・ウェーブのアルバムに入っております。

♪ MAGIC WAYS /山下達郎

◎お前の英語はおかしい・・ 

達郎氏:

このビッグ・ウェーブというアルバムでアランに日本へ来てもらって、ディスカッションしながら作詞を頼んで、やったということが、すごくその後の、ながーく一緒にやる原動力となりました。

直接会って、やっぱり、僕の歌い癖とかですね、あとは何と言っても、僕の場合は別に留学してたわけでもですね・・英語がバイリンガルだったわけでも、なんでもない、ただの耳英語でですね、洋楽が好きだったので、耳で覚えた英語・・・

ま、いってみれば、適当な雰囲気英語だったのですが、それをこのビッグウェーブのレコーディングの間にですね、彼が作詞したので、歌のディレクションしてくれたんですが。

その時にですね"お前の英語はおかしい"と。

徹底的に矯正されたんですね。
"しごき"と言っていいほど厳しかったんですが。

それのお陰で、後に、いわゆる雰囲気英語がですね、すっかり治すことができまして(笑)

そうした原則性といいましょうかですね、そういうものを教えてもらった・・・
それはもういくら感謝しても足りないです。

今聴きますと、先ほどのYOUR EYESなんか、そうした適当な英語なので(笑)
今聴くとですね、結構不完全なんですけども。

このビッグ・ウェーブ以後のアレは、そういうものに、物凄くアランに教えてもらった、色々なことをですね、踏まえつつ発音を矯正していきましたので。

ほんとにそういう意味では、このビッグ・ウェーブのアルバムは、ほんとにありがたい一作でありました。

彼にとっても、僕の歌い癖とか、そうした英語がそれほど完璧じゃないという、そういうようなことも判ったので。

僕が歌いやすい言葉とか、そういうことを意識して使ってくれる・・
あんまり難しい言いまわしとか、そういう、言いにくい言いまわしを使わないようにですね、気使ってやってくれまして。

それに彼のロマンチシズムとか、そういうものが加わって、凄くですね、お互いにいい仕事がずっとできるという歴史が続くきっかけになりました。

今から30年近く前の話でございますけども。

お知らせの前にもう一曲、ビッグ・ウェーブから。

これは、このサンデーソングブックのテーマソングとして長い事使われておりますが、それのオリジナルのボーカルバージョンでございます。


♪ ONLY WITH YOU /山下達郎


~ CM ~


◎14 Karat Soul 

達郎氏:

たくさんかけたいので・・・・
業務連絡も、今日は無しです。

アランオデイと私のコラボレーション、主に自分の作品のためにですね、やってもらった仕事があるんですが、そうでないもの・・・

いろんな人が歌ってくれた、そうした作品もございますので、今日の後半はそれを御紹介しようかなと、思います。

1988年にですね、CMの仕事が来まして。
14 Karat Soulというですね、ニュージャ-ジーの5人組のアカペラのコーラスグループが、ドゥ・ワップのコーラスグループですが。

このグループでCMをやりたいという。
それの曲を書いてくれないかという。
ウィスキーのCMだったんですが。

それで、だったらアランに詩を頼もうということになりまして、出来あがったのが「The Girl In White 」
という一曲でございまして。

これは14 Karat Soulのシングルとして日本で発売されました。

いわゆる逆輸入ものといいましょうか。
日本人がプロデュースした外国人の作品という、そうようなものとしては、ま、良く出来たんではないかと(笑)

私、一応、曲書いてプロデュースもしておりまして、スタジオに付き合って、たいへん気さくな、ドゥ・ワップなアカペラグループですから。

70年代から活動をしておりました。
ドゥ・ワップなグループなのでアカペラ専門でやっております。

パースエージョンズと並ぶグループでございます。

♪ The Girl In White /14 Karat Soul

正真正銘のアカペラです。

リズムボックスもなければ、ピアノもありません。
その場で、ほんとのアカペラでダビングをしてしまうというですね。
最後までピッチが崩れない・・・

やっぱ長年やってる人達のアカペラグループですので実力が、いかんなく発揮されております。

びっくりした覚えがありますが。

私も1988年、同じ年にですねアルバム「僕中の少年」でセルフカバーを致しました。
もともとは14 Karat Soulのために書き下ろした一曲であります。


◎逆カバーブーム 

達郎氏:

90年を過ぎたあたりからですね、逆カバーブームというのが始まりまして。
日本の曲を外国人のシンガーが歌うというですね。
それに英語の詩を付けて歌うのいのが、ま、ブームになりまして。

そうしますとですね、勝手に英語の詩をつけられて、どんどん出るんですね。

クリスマスイブだけで、いくつ英語の詩があるか判らないというような状態になってきましてですね。
これはいかん!と。

ちゃんとしたオフィシャルの英語の詩を、付けなきゃいかんという事になりまして。
だったら、アランしかないので。

アランには、そういう意味では随分、自分の曲のですね、英詩を作ってもらいました。
あるものは世に出たものもありますし、未だに出てないものもありますが。


◎驚くべき企画・・・ 

達郎氏:

そんな中でですね、ある日、1990年の話ですが・・・

ニック・デカロ、有名なアレンジャーでございます。
亡くなってしまいましたが。

トニー・リプーマという、やはり有名なプロデューサーがいますが。
トニー・リプーマと二人でですね、クリーブランドから夢を求めてLAに来まして、LAを代表するアレンジャーの一人になりました。

幾多の名作、残しておりますが。

ニック・デカロが日本の資本でですね、ソロアルバムを作るということになりまして。
ビクターですけども。

それを、私のカバー集にするという、驚くべき企画になりましてですね(笑)
神をも恐れぬ・・・

せっかくニック・デカロがやってくれるんだったら、選曲、いろいろ手伝ってですね、しようかという。

メンツがLA録音なので、デヴィッド・T・ウォーカーとか、ディーン・パークスとか、ニール・ラーセン、ハービン・メイソン、ジョン・ロビンソン・・・

いいメンバーなんですが、ちょっとプロデュースがですね、こう・・・
詰めが甘いというかですね・・・
ま、それはそれとしてですね。

とってもニック・デカロはいい人で。
昔、ニック・デカロに頼もうと思ったら、"あいつは性格悪いから止めた方がいい"というような事言われてですね、そうかなと思って諦めたことがあるんですが。

会ってみたら、ほんとに素晴らしい紳士でですね。
人の言うことは、全くあてにならないなと、いうような事があったんですが。

そういうわけで1990年に出ました。
ニック・デカロのアルバム「Love Storm」から、スプリンクラーの英語バージョンです。


♪ Love Storm (Sprinkler) /Nick DeCaro


◎ エンディング 

達郎氏:

今日はこのへんで。

この続きは次週、パート2でございます。
次週は私の作品中心にお届けする予定でございますが。

今日の最後はですね、やはりそうした、私とアラン・オデイの曲をカバーしてくれたJeffrey Foskett。

Jeffrey Foskettは今はブライアン・ウィルソンのライブには欠かせないメンバーになりましたが。
もともと裏声のとってもきれいな人でですね。

性格もとってもいい人で。

Jeffrey Foskettが私の「踊よ、フィッシュ」をカバーしてくれるということになりました。
じゃぁっつうんで、アラン・オデイに英語の詩を頼んで「 Fish 」という曲が出来ました。

1996年にシングルカットされました。


♪  Fish /Jeffrey Foskett

今週のオンエア曲

14:05 THE THEME FROM BIG WAVE /山下達郎
14:09 Every Night /竹内まりや
14:15 YOUR EYES /山下達郎
14:21 MAGIC WAYS /山下達郎
14:26 ONLY WITH YOU /山下達郎
14:33 The Girl In White /14 Karat Soul
14:38 Love Storm (Sprinkler) /Nick DeCaro
14:43 Fish /Jeffrey Foskett







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コメント

ブライアン違い

>Jeffrey Foskettは今はブライアンアダムスのライブには欠かせないメンバーになりましたが。

正しくはブライアン・ウィルソンですよ~

Re: ブライアン違い

ありがとうございます!

> >Jeffrey Foskettは今はブライアンアダムスのライブには欠かせないメンバーになりましたが。
>
> 正しくはブライアン・ウィルソンですよ~

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